庭に「小道」がある住まい|省スペースで実現するおしゃれな外構アイデア9選
敷地全体を有効活用したいなら、庭に「小道」を取り入れた外構にしてはいかがでしょうか。
アプローチとは異なる動線をつくることで、庭の楽しみ方が広がり、利便性を高めることも可能です。
そこで今回は、省スペースで実現する小道を取り入れた外構アイデアをご紹介します。
庭に小道がある住まいの魅力や、おしゃれに仕上げるためのポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
・庭の小道とは、アプローチとは別につくられた動線のことを指します。
・様々な空間同士をつないだバリエーション豊かな小道の施工事例をチェックしましょう。
・おしゃれな小道にしたいなら、素材選び・道幅・形状など細部までこだわった提案をしてくれるような、エクステリア専門業者に相談することがポイントです。
庭の「小道」とは
小道とは、幅が狭く人があまり通らないような道を意味しています。
外構で取り入れられる小道は、メインのアプローチとは別につくられた動線を指すことが多いです。
敷地内に複数の動線をつくることで、用途が広がってお庭での楽しみを増やすことができます。
庭に「小道」がある住まいの外構アイデア9選
庭に小道をつくった住まいの外構実例をご紹介します。
①【レンガ】美しい庭に延びる長い小道
広い庭と建物をつなぐ小道をつくった事例です。
小道を歩きながら、両サイドに広がる美しい庭の景観を楽しむことができます。
ベンチや小屋を小道の脇にレイアウトし、ガーデニング中に休憩したり、庭でゆったり過ごしたりできるようにしました。
②【レンガ】お庭を散策できる小道
お庭の周りを散策できるように、小道の動線をつくった事例です。
小道へ足を踏み入れると、多種多様な草花を鑑賞できるフラワーガーデンが広がります。
アプローチから小道へ行けるレイアウトにしたため、来客にも楽しんでもらえます。
③【自然石】建物脇を通って庭につながる小道
建物脇の省スペースに小道をつくった事例です。
両サイドは土の状態で仕上げ、ハーブや草花を植えました。
小道を抜けると、広々とした庭へつながります。
小道と庭のどちらもガーデニングが楽しめる空間にしたため、草花のお世話が好きな方にぴったりな外構です。
④【自然石】アーチが可愛らしい小道
花壇の間の省スペースを活用して、アプローチと庭をつなぐ小道をつくりました。
小道の動線上にはアーチを施工し、エレガントな雰囲気に仕上げました。
バラなどのお花をアーチに仕立てることで、違った表情も楽しめるため、今後もお庭づくりを存分に楽しめる外構です。
⑤【コンクリート・レンガ】ステップでつくる小道
駐車スペースと庭を小道でつないだ事例です。
敷地内に高低差があるため、ステップをつくって動線を確保しました。
デザインのアクセントとして、縁にレンガをレイアウトしています。
⑥【コンクリート・自然石】テラスへつながる小道
小道が枝分かれして、2つのテラスにつながる動線をつくった事例です。
地面は自然石の乱張りとコンクリートの洗い出し仕上げでつくり上げました。
バリエーション豊かな植栽が目隠しになるため、それぞれのテラスでゆったりとくつろぐことができます。
⑦【自然石】駐車場とアプローチをつなぐ省スペースな小道
駐車場とアプローチの間に赤い自然石を敷き、コンパクトな小道をつくった事例です。
植栽の間に小道をつくることで、駐車場からポストや駐輪場へアクセスしやすくなりました。
短い小道でも動線が便利になるケースもありますので、検討してみてくださいね。
⑧【自然石】砂利の川を渡る小道
和庭の雰囲気に合う小道を採用した事例です。
砂利の川をつくり、そこに石橋を掛けて小道にしました。
小道を進んでいくと美しい主庭が広がり、植栽や石を見ながらゆったりと散策することができます。
⑨【敷石】駐車場から庭へつながる小道
駐車場から庭までをつなぐ和テイストの小道です。
長方形の敷石と乱形石を混ぜてレイアウトし、視覚的にも楽しいデザインを取り入れました。
小道の両脇には様々な庭木が植えられており、季節によって異なる表情を楽しむことができます。
外構に小道をつくる魅力
庭の小道には次のような魅力があります。
・歩きやすくなる
・建物の脇や裏手も活用できる
・便利な動線を確保できる
・お庭の散策が楽しくなる
地盤面が土のままでは足元が汚れますし、砂利では歩きにくさを感じます。
しかし、小道が整備されていれば快適性や利便性が高まり、悪天候の日でも歩きやすいです。
また、小道の脇にガーデニングスペースをつくったりベンチを置いたりすれば、新たな方法で敷地を活用できます。
庭の通り道があることで散策しやすくなるため、天気が良い日は屋外でゆったりと過ごしたい方にもぴったりです。
おしゃれな小道をつくる際のポイント
おしゃれな小道をつくるために大切なポイントをご紹介します。
①歩きやすいように地面を整える
まずは歩きやすいように地面を整えることがポイントです。
レンガや自然石を敷く場合でも、地盤面が凸凹では足元が安定しません。
不要な石を撤去して土を均すなどの整地をして、平坦な小道をつくりましょう。
②小道を取り入れる動線を考える
どの空間同士をつなぐ小道にするのかを検討することも重要です。
具体的には次のようなアイデアがあります。
・アプローチと庭をつなぐ動線
・駐車スペースから庭をつなぐ動線
・庭の中を散策する動線
・家の正面から裏手側へ行く動線
敷地の状況や用途によって小道を採用すべき箇所は異なります。
外構業者に現地を見てもらい、要望を伝えた上で最適な提案をしてもらいましょう。
③用途に合った小道の幅や形状を採用する
用途に合わせた小道の幅や形状を採用することもポイントです。
一人で歩く小道なら幅が狭くても問題ありませんが、しゃがんで庭の手入れをしたい場合や、車椅子を使ったりお子さまと歩いたりしたいなら幅広の小道をおすすめします。
また、小道の形状によっても使い勝手やデザイン性が異なります。
・直線的な小道:最短距離の動線を確保できて、スタイリッシュ印象を与えることができる
・カーブした小道;ゆったりと歩くのに向いていて、柔らかな雰囲気に仕上げられる
ご自身が理想とする小道を明確化し、道幅や形状を考えてみてくださいね。
④地盤面の素材にこだわる
小道を彩る地盤面の素材にもこだわりましょう。
次のような素材が採用されることが多いです。
・レンガ
・自然石(敷石・乱張り)
・枕木
・コンクリート
・タイル
ナチュラルテイストならレンガや枕木、和風なら敷石、モダンならコンクリートやタイルがおすすめです。
建物や外構デザインと調和する色・素材を選んでみてくださいね。
⑤小道の脇にガーデニングスペースをつくる
小道を歩きながら季節の移ろいを楽しみたいなら、脇にガーデニングスペースを取り入れましょう。
動線の両脇に美しい花が咲いていると、まるでお花畑の中を歩いているような感覚を味わえます。
小道の脇にガーデニングスペースを設けることで、庭との一体感が生まれ、外構のデザイン性を一層引き立たせることも可能です。
⑥アーチなどの外構アイテムを採用する
小道のデザイン性を高めたいなら、アーチなどの外構アイテムを採用しましょう。
アーチは背が高いためインパクトがあり、シンプルな小道でも一気に雰囲気を変えることができます。
小道の両脇に花壇をつくったり、敷石や枕木のまわりを芝で仕上げたりする方法などもおすすめです。
まとめ
外構に小道を取り入れることで、アプローチとは異なる動線が生まれ、庭の魅力をさまざまな角度から楽しむことができます。
小道につくったガーデニングスペースで庭の手入れをしたり、きれいなお庭を散策したりと、今以上にお家時間の楽しみが増えるはずです。
便利な動線をつくれば暮らしやすさも向上するため、敷地や用途に合わせた小道を取り入れてみてくださいね。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構をご提案する、エクステリアの専門業者です。
庭の小道やコンパクトなガーデニングスペースなど、細部までこだわった外構をご提案いたします。
イオンモールつくば内に展示場がございますので、ぜひお気軽にお立ち寄り、ご相談ください。
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