住宅ローンを組んだ後に外構工事用のローンは組めるのか|メリット・デメリットも解説
「住宅ローンを組んだ後に、外構工事用のローンは別に組めるのか」と疑問に感じている方も多いでしょう。
外構費用を借入する金額やタイミングによっては、住宅ローンではなくリフォームローンを選ぶことも可能です。
そこで今回は、住宅ローンを組んだ後に外構工事用のローンを組むメリット・デメリットをご紹介します。
リフォームローンを利用する際の注意点もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
・住宅ローンを組んだ後でも、リフォームローンで外構費用を借入することが可能です。
・リフォームローンを利用すれば、ゆっくり外構計画を立てられたり総返済額を抑えられたりするなどのメリットがあります。
・住宅ローンに外構費用を組み込む場合と比べて、月々の返済負担が大きくなったり手続きが手間になったりするデメリットもあるため、ご自身にとってベストなローンの組み方を検討しましょう。
Contents
住宅ローンを組んだ後に外構工事用のローンは組める
結論から申し上げますと、住宅ローンを組んだ後に外構工事用に新たなローンを組むことは可能です。
実際に、外構費用にリフォームローンを活用する方はたくさんいます。
ただし、借入するローンの条件に合致しない場合は審査に落ちることもあるため、必ず利用できるわけではありません。
外構工事に利用できるローンの種類
外構工事費用を借入できるローンの種類をご紹介します。
一般的には「リフォームローン」
一般的に、住宅ローンを組んだ後に外構工事用のローンを組むときは、リフォームローンを使います。
リフォームローンとは、入居中の住まいや購入した住宅のリフォームに使えるローンのことです。
外構も対象工事のため、リフォームローンを活用することができます。
新築で入居前の場合でも、工事後6カ月以内に入居するなどの条件を満たせば、借入できるリフォームローンがほとんどです。
「フリーローン・カードローン」でも外構費用は借りられる
「フリーローン」や「カードローン」も、外構工事費用を借入することができます。
ただし、リフォームローンと比べて金利が高い傾向にあるため、外構用のローンとして選ばれるケースは少ないです。
リフォームローンと比べて審査が緩い傾向にあるため、最終手段として覚えておくといいかもしれません。
住宅ローンを組んだ後に外構ローンを組むメリット
住宅ローンを組んだ後に、外構用のローンを別で組むメリットをご紹介します。
じっくりと外構業者や工事内容を検討できる
住宅ローンを組んだ後に外構のローンを組むなら、じっくりと外構業者や工事内容を検討できます。
なぜなら、住宅ローンとは全く異なるローンのため、実行のタイミングをご自身で調整できるからです。
外構費用を住宅ローンに組み込む場合、次のような流れで進めなければなりません。
①住宅ローン事前審査・承認
②建物・外構などの詳細な費用の決定
③住宅ローン本申込・承認
④建物・外構工事
⑤住宅ローン契約・実行
住宅ローン実行後の外構工事を許可してくれる金融機関も多いですが、本申込のタイミングで外構の見積もりを提出するケースがほとんどです。
そのため、建物の打合せと同時並行で外構業者選びや工事内容を検討しなければならず、スケジュールがタイトになるケースも少なくありません。
住宅ローンを組んだ後に別のローンを組むなら、建物の打合せや工事が全て完了した後に、ゆっくりと外構計画を立て始めても問題ありません。
外構工事のタイミングで迷われている方は、こちらのコラムもチェックしてみてくださいね。
▷関連コラム:外構工事を住みながらするメリット・デメリット|引き渡し後に施工する注意点も
住宅ローンよりも審査が通りやすい
一般的に、リフォームローンは住宅ローンと比べて審査が通りやすいです。
住宅ローンでは200万円分の外構費用を増額できなかった場合でも、リフォームローンなら借入できる事例なども珍しくありません。
ただし、リフォームローンを借りることで、住宅ローンの返済が厳しくなったり生活費を圧迫したりしては大変です。
審査通過の有無に関わらず、現実的な返済額なのかをしっかりと検討してから、リフォームローンを契約してくださいね。
ローンが短期間なので総支払額が抑えられる
無担保型のリフォームローンの場合、最長でも15年程度の返済期間が一般的です。
そのため、35年借入の住宅ローンに外構費用を含むよりも、総支払額を抑えることができます。
リフォームローンを200万円組んだときと、住宅ローンに200万円の外構費用を含めた場合で、シミュレーションしてみましょう。
リフォームローン | 住宅ローン (外構工事200万円分) |
|
---|---|---|
金利 | 3.0% | 1.0% |
借入期間 | 10年 | 35年 |
総返済額 | 約232万円 | 約237万円 |
35年の住宅ローンを200万円多く借りるのと比べて、10年で金利3%のリフォームローンを組んだ方が、約5万円も総返済額を抑えることができました。
ただし、あくまでシミュレーションであり、金利や借入期間によっては住宅ローンに組み込んだ方がお得になるケースもあります。
ご自身でも総返済額をチェックして、お得な選択をしてみてくださいね。
住宅ローンを組んだ後に外構ローンを組むデメリット
住宅ローンを組んだ後に外構ローンを組むデメリットをご紹介します。
住宅ローンより金利が高いため月々の負担が大きい
先ほど、リフォームローンは借入期間が短く、総支払額が抑えられる点がメリットとご紹介しました。
しかし、リフォームローンは住宅ローンよりも借入期間が短くて金利が高いため、月々の負担は大きいです。
リフォームローン | 住宅ローン (外構工事200万円分) |
|
---|---|---|
金利 | 3.0% | 1.0% |
借入期間 | 10年 | 35年 |
月々の返済額 | 19,312円 | 5,645円 |
月々で比較すると、リフォームローンの方が1.3万円以上も返済額が高くなります。
ただし、10年間で完済できるため、11年目からは返済の負担を軽減することが可能です。
リフォームローンで月々の負担を軽くしたいなら、頭金を多く入れて借入額を減らす方法を検討してみてくださいね。
二重でローンを組むことになる
住宅ローンの他にリフォームローンを組むと、二重でローンを組むことになります。
借入先の検討から、審査・申し込み・契約まですべて2回やる必要があるため、手間や時間がかかる点はデメリットです。
住宅ローンに外構費用も組み込めば、手続きを1度で完了させることができます。
ローンの手続きに協力的でない外構業者もいる
リフォームローンの手続きに協力的でない外構業者に工事を依頼すると、手続きはすべて自分で行わなければなりません。
住宅ローンに外構費用を組み込む場合、家づくりを任せる住宅会社が間に入って、サポートしてくれるケースがほとんどです。
外構工事でローンを利用したい場合は、事前に外構業者に伝え、どのような対応になるか確認しておきましょう。
私たち「つくばガーデン」は、ガーデンリフォームローン取扱店です。
ローンを活用した外構工事も多数承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
住宅ローンを組んだ後に外構工事用のローンを組む際の注意点
リフォームローンは、審査が緩いとは言え必ず借入できるわけではない点は留意しておきましょう。
次のようなケースでは、リフォームローンの審査が通らない可能性が高いです。
・住宅ローンを組んだ後に高額のローンを組んだ
・住宅ローンや別の借入の返済が滞っている
・過去に返済が滞ったり踏み倒した経験がある
年収に占める返済額の割合を示した「返済負担率」があまりにも高いと、リフォームローンが組めないケースがあります。
また、住宅ローン実行後に新たにローンを組んだり、滞納・未納があったりする場合も注意が必要です。
不安がある場合は、早めにリフォームローンの事前審査を進め、結果を確認しましょう。
早めに外構計画を立てれば住宅ローン・リフォームローンどちらも選べる
「外構工事を住宅ローンに組み込む」または「後からリフォームローンを組む」か迷う方もいるでしょう。
どちらの選択肢も検討したいなら、早めに外構計画を立て始めることをおすすめします。
住宅と同時並行で外構計画を立てれば、住宅ローンに組み込みたいと思ったときに間に合わせることが可能です。
費用や工事のタイミングを総合的に考え、ローンの組み方を検討してみてくださいね。
外構費用を住宅ローンに組み込むメリット・デメリットに関しては、下記コラムで詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
▷関連コラム:外構費用を住宅ローンに組み込むメリットと注意点|その他のローンも解説
まとめ
住宅ローンを組んだ後に、外構工事用のリフォームローンを組むことは可能です。
リフォームローンを組むことで、じっくりと外構計画を立てられたり総返済額を抑えたりできるメリットがあります。
早めに外構計画を立て始め、住宅ローンとリフォームローンどちらの選択肢も検討できるように、準備しておくことがポイントです。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構をご提案する、エクステリアの専門業者です。
ローンを使って外構工事される方も、しっかりサポートいたします。
イオンモールつくば内に展示場がございますので、ぜひお気軽にお立ち寄り、ご相談ください。
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