自転車置き場・サイクルポートのおしゃれな外構事例|庭に駐輪場をつくる際のポイントも
日常的に自転車やバイクを使う場合、お住まいに駐輪場があったら便利ですよね。
外構計画で駐車スペースを検討する方は多いですが、自転車置き場を採用する方は意外と少ないです。
そこで今回は、おしゃれな自転車置き場の外構事例と駐輪場をつくる際のポイントを解説します。
サイクルポートの選び方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
・自転車置き場をつくることで、すっきりと自転車やバイクを駐輪でき、雨天時の出し入れも楽になります。
・駐輪場は台数や使用頻度などによって広さや位置を決め、地面はコンクリート敷きなどで仕上げる方法がおすすめです。
・サイクルポートは外構や建物と統一感のあるデザインを選び、耐候性や機能性にもこだわりましょう。
おしゃれで使いやすい駐輪場の外構事例
おしゃれで使いやすい駐輪場をつくった外構の事例をご紹介します。
①デザインに統一感を持たせたサイクルポート
玄関の両サイドにカーポートとサイクルポートを採用した事例です。
同タイプの商品を採用したため、駐車場と駐輪場に統一感があります。
サイクルポートは、道路から玄関までのアプローチ上に配置しました。
自転車をスムーズに出し入れできる位置にサイクルポートを配置し、門扉をつけて防犯性を高めました。
デザインや使い勝手、防犯面など様々な点に配慮した、使い勝手の良い自転車置き場の事例です。
②庭の奥に駐輪場をつくって防犯性を確保
一見すると駐輪場があることが分からないような外構です。
実は、画像右側にある庭の奥に自転車置き場があります。
庭の奥側にある建物横の省スペースを活かし、駐輪場をつくりました。
庭は天然芝で仕上げましたが、一部分だけコンクリート敷きにして自転車が通れるアプローチをつくりました。
こちらのコンクリート敷きは、駐車スペースとしても活用できるようにしています。
空間を有効利用して、庭・駐車場・駐輪場をつくった外構の事例です。
③広々カーポートで駐輪場とバイク置き場を兼用に
大きなカーポートを採用して、駐車場と駐輪場を兼用スペースにした事例です。
カーポートの奥側にバイクや自転車が置けるようになっています。
カーポートは軒下に収まる高さを選び、より雨を防ぎやすいようにしました。
カーポートとサイクルポートを兼用することで、費用を抑えられますし省スペースで自転車置き場をつくることが可能です。
ご家庭の自転車やバイクが1台のみの方は参考にしてみてくださいね。
④【リフォーム】庭の一角を駐輪場に変更
before
after
リフォームによって、庭の一角に自転車置き場をつくった事例です。
ブロックフェンスの形状を変更して、道路側にサイクルポートを施工しました。
大人の自転車やお子さまの自転車など、複数台停めても余裕のある広さを採用しています。
駐輪場はコンクリートで仕上げたため、自転車の出し入れも楽々です。
庭に使いやすい自転車置き場をつくるためのポイント
庭に使いやすい自転車置き場をつくるために、考えるべきポイントをご紹介します。
①庭に駐輪場の専用スペースは必要か考える
まず初めに、庭に駐輪場の専用スペースは必要なのか考えましょう。
次のような方法を採用することで、自転車置き場が不要になるケースもあります。
・駐車場と駐輪場を兼用する
・物置に自転車を入れる
・建物の軒下や玄関ポーチに自転車を置く
自転車置き場は省スペースで採用できますが、それでも庭などの面積が減ることには違いありません。
駐輪場の専用スペースの優先度を初めに考えてみてくださいね。
②使用頻度に合わせて位置を決める
自転車置き場をつくる場合、使用頻度に合わせて位置を決めることが大切です。
毎日使うのであれば、出し入れしやすくスムーズな動線を確保できる、道路や玄関から近い位置をおすすめします。
使用頻度が高くない場合は、道路沿いは駐車スペースやアプローチなどを優先させ、駐輪場は奥まった位置でも不便を感じにくいでしょう。
③自転車の台数に合わせて広さを決める
自転車の台数に合わせて広さを検討することが大切です。
狭すぎる駐輪場では、出し入れするときに隣の自転車を倒してしまう可能性もあります。
一般的な駐輪場の場合、1台当たり幅0.6ⅿ×長さ1.9ⅿ程度のスペースがあれば駐輪が可能です。
しかし、実際には人が自転車を押すための広さも必要なため、幅は1.0ⅿ程度にすることをおすすめします。
省スペースで複数台の自転車を置きたいなら、サイクルラックの採用も検討しましょう。
※弊社の施工事例ではありません。
サイクルラックを採用することで自転車同士を近づけて置くことができ、コンパクトなスペースに複数台の駐輪も可能になります。
④屋根付きならサイクルポートがおすすめ
屋根付きの自転車置き場をつくりたいなら、サイクルポートをおすすめします。
カーポートと同様に雨をしのぐことができるため、自転車の劣化やサビを防ぎやすいです。
商品によっては、耐久性・耐風性に優れたものや照明・コンセントがついたタイプなどもあります。
サイクルポートの選び方は後ほどご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
⑤自転車・バイクのアプローチをつくる
自転車やバイクを駐輪場まで移動させるときに、足元が不安定だと移動させにくいですよね。
砂利だとタイヤを動かしにくいですし、土のままだと雨でぬかるんだ時に大変です。
コンクリートや石張り、タイルなどでアプローチをつくり、スムーズに駐輪場まで行けるような工夫をしましょう。
また、駐輪場に行くまでに段差がある場合は、自転車やバイクを持ち上げなければならず大変です。
アプローチをつくる場合は、段差ではなくスロープを採用してくださいね。
⑥土や天然芝の上に自転車・バイクを置くことは避ける
庭の一部に自転車置き場をつくるケースもありますが、土や芝の上に駐輪することは避けましょう。
土の場合、雨が降るとぬかるんでしまうため車体や洋服などが汚れますし、乗り降りの際に足元が不安定で危険です。
また、天然芝の上に自転車やバイクを置くと、枯れてしまったり弱ってしまう可能性があります。
人工芝であれば問題ありませんので、庭に駐輪場をつくる際は仕上げ方にもこだわってみてくださいね。
サイクルポートの選び方
※弊社の施工事例ではありません。
サイクルポートの選び方のポイントをご紹介します。
サイズ
自転車やバイクの台数に応じて、サイクルポートのサイズを選びましょう。
サイクルポートの奥行きは2ⅿ前後の商品が多いですが、幅に関してはかなり多くのバリエーションがあります。
例えば、三協アルミのサイクルポート「セルフィ」のサイズバリエーションは以下の通りです。
幅 | 約2.2ⅿ~約7.2ⅿ (9サイズ) |
奥行き | 約1.8ⅿ・約2.1ⅿ |
高さ | 2ⅿ・2.5ⅿ・2.8ⅿ |
1~2台駐車できるタイプから、5台以上の駐車も可能なサイズまであります。
連結も可能なため、さらに幅を大きくすることも可能です。
幅広のタイプを選べば、車のタイヤやお子さまの三輪車など、様々なものを置くこともできますね。
ご家庭にある自転車・バイクの台数、用途に合わせてサイクルポートのサイズを選びましょう。
耐候性
サイクルポートを採用する際は、耐候性も注意したいポイントです。
積雪の多い地域の場合、重さによってサイクルポートが曲がったり転倒したりするリスクがあります。
また、台風時などに飛ばされる可能性もあるため、耐候性に優れた商品を選びましょう。
オプションで、転倒のリスクを軽減させるサポート用の柱や強化パネルなどを選ぶことも可能ですので、検討してみてくださいね。
デザイン性
外構デザインと馴染むような、おしゃれなサイクルポートを選びましょう。
サイクルポートには、シルバーや黒などカラーバリエーションが豊富で、屋根もフラットやアーチ型などの種類があります。
外構や建物との調和が取れたデザインを選ぶことで、サイクルポートが悪目立ちしませんので意識してみてくださいね。
また、カーポートも採用する場合は、同デザインのものを選ぶと統一感のある外構デザインに仕上がります。
機能性
サイクルポートは商品によって様々な機能性を採用することができます。
次のような設備やオプションを検討してみましょう。
・照明
・コンセント
・物干し用金物
・サイクルバーやスタンド
・サイドパネル
サイクルバーやスタンドがあれば、自転車をすっきりと駐輪できますし、チェーンをつけて盗難対策をすることも可能です。
また、サイドパネルをつけることで、目隠しや雨風の吹き込み防止にも役立ちます。
必要な設備やオプションを採用し、サイクルポートの利便性を高めてくださいね。
まとめ
自転車を使う方は、お住まいに駐輪場を採用することをおすすめします。
広さや位置、サイクルポートの種類などにこだわって、使いやすい自転車置き場をつくってくださいね。
敷地によって駐輪場に適した配置は異なるため、外構の提案力があり実績が豊富な会社に依頼しましょう。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
経験豊富なスタッフがお客様のご要望をお伺いし、お客様やお住まいに合った外構をご提案いたします。
イオンモールつくば内に展示場がございますので、ぜひお気軽にお立ち寄り、ご相談ください。
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