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費用・ローン

外構工事は固定資産税に影響するのか|カーポートやガレージの条件も解説

外構工事は
固定資産税に影響するのか

外構工事にも固定資産税がかかると認識していて、次のような疑問や不安を感じている方もいるのではないでしょうか。

 

・大きなカーポートは固定資産税が高くなりそう‥
・物置を置きたいけど固定資産税がかかるなら迷う‥

 

そこで今回は、外構と固定資産税の関連性について分かりやすく解説します。

カーポートやガレージ、物置などが固定資産税に影響する・しないケースを具体的にお伝えしますので、検討している方はぜひ参考にしてみてくださいね。

 


コラムのポイント

・基本的に外構工事が固定資産税に影響することはありません。
・3つの要件を満たすと“例外的"に外構にも固定資産税がかかるケースがあります。
・実際には自治体の判断によるため、そのエリアで実績が豊富な外構・エクステリア業者へ事前に相談してみましょう。


 

住まいにおける固定資産税とは

住まいの固定資産税

固定資産税とは、所有している建物・土地に対して毎年課される地方税です。

新築した翌年の1月1日から課税され、毎年4~6月頃に土地と建物の所有者へ納税通知書が送付されます。

 

固定資産税は「建物・土地の評価額 × 税率」で金額を算出します。

3年に一度評価額の見直しがあるため、建物は劣化するとともに固定資産税額も下がるケースが一般的です。

すなわち、新築時が1番評価額が高いことになりますが、新築住宅特例があるため当初3年間は税額が優遇されます。

 

基本的に外構工事は固定資産税に影響しない

外構は固定資産がかからない

外構工事も敷地内に施工する建物と同様に「固定資産税の影響を受ける」と勘違いしている方も多いです。

しかし、基本的には外構工事が固定資産税額に影響することはありません。

 

固定資産税は、あくまで土地・家屋にかかる税金です。

固定資産とは、土地、家屋、償却資産を総称したもので、次のものをいいます。

〔土地〕
田、畑、宅地、鉱泉地、池沼、山林、牧場、原野、その他の土地(雑種地)
〔家屋〕
住家、店舗・工場(発電所・変電所含む)、倉庫、その他の建物
〔償却資産〕
構築物、機械・装置、工具・器具及び備品、船舶、航空機などの事業用資産で、法人税法又は所得税法上、減価償却の対象となるべき資産。ただし、自動車税種別割、軽自動車税種別割の課税対象となるものは除く。

引用元:固定資産税・都市計画税(土地・家屋) | 税金の種類 | 東京都主税局

 

しかし、外構の建造物が「倉庫」や「その他の建物」と認められた場合、固定資産税が課税されるケースもあります。

次章から、固定資産税に影響があると勘違いされやすい外構と、例外的に固定資産税がかかる外構について確認していきましょう。

 

外構の固定資産税に関するよくある間違い

外構と固定資産税の勘違い

固定資産税がかかると勘違いされやすい外構工事についてご紹介します。

原則として、固定資産税の課税対象として認識される建物は、次の3つの要件をすべて満たす必要があります。

 

【固定資産税上の家屋の要件】

①外気分断性 屋根があり3方が壁に囲まれていて、耐久性・永続性がある素材でつくられている
②土地への定着性 鉄筋コンクリートなどの基礎が建物とアンカーボルトなどと緊結されている
③用途性

倉庫や車庫など建物が目的に応じて利用できる状態になっていること

 

不動産登記規則にも、建物の表示に関して次のような要件を明示しています。

第百十一条建物は、屋根及び周壁又はこれらに類するものを有し、土地に定着した建造物であって、その目的とする用途に供し得る状態にあるものでなければならない。

引用元:不動産登記規則 | e-Gov 法令検索

 

これらの内容を踏まえ、外構と固定資産税に関するよくある間違いを確認しましょう。

 

【間違い①】2面囲いのカーポートは固定資産税がかかる

カーポートなどの建造物は、土地に定着しているため固定資産税がかかると勘違いしている方もいます。

しかし、「屋根のみのカーポート、または1~2面がパネルで囲まれているカーポート」であれば、要件を満たしませんので固定資産税には影響しません。

 

ただし、屋根付きで3面がパネルで囲まれているカーポートは、扱いが異なります。

詳しくは次章で解説しますので、チェックしてみてくださいね。

 

【間違い②】敷地全体を囲む塀は固定資産税がかかる

定着性があり、敷地内全方向を高い塀で囲んでいる外構は、固定資産税がかかると勘違いされる方もいます。

しかし、塀には屋根がありませんし、外気を分断するほどの高さもないため、固定資産税額に影響するという認識は間違いです。

 

【間違い③】物置はすべてのケースで固定資産税がかかる

全面が屋根・壁で囲まれている物置は固定資産税がかかるという認識は、間違いであり正しいとも言えます。

物置が次のような状態で施工されており、定着性の要件を満たしていない場合、固定資産税に影響はありません。

 

・物置が直接敷地に置かれている
・ブロック塀の上に物置が置かれている

 

物置が地盤面に固定されていない場合は、定着性が認められられず固定資産税の評価の対象外になります。

定着性が認められるケースは次章で解説しますので、確認してみてくださいね。

 

【間違い④】評価に影響する素材を外構に使うと固定資産税が高くなる

固定資産税の評価に影響する素材を外構に使うと、固定資産税が高くなるという間違いです。

確かに、建物に耐久性が高いタイル外壁など使うと、家屋の評価額が上がって固定資産税に影響するケースもあります。

しかし、あくまでも家屋に対する評価であり、門壁や門柱などの外構にタイルなどの素材を使っても影響はありません。

 

例外的に外構が固定資産税に影響するケース

外構と固定資産税の例外

例外的に、外構が固定資産税に影響するケースをご紹介します。

 

【例外①】定着性があり、3方向が壁に囲まれている車庫・カーポート

外気分断性と土地への定着性を満たしており、駐車が目的として使われる車庫やカーポートは固定資産税に影響します。

具体的には、次のような仕上がりの車庫・カーポートです。

車庫・ガレージ 鉄筋コンクリートなどで基礎をつくり、構造体をアンカーボルトで緊結している
カーポート 3方が壁で囲まれていて、柱がモルタルなどで地面に固定されている

 

固定資産税がかからないカーポートにしたいなら、2面が壁に囲まれた仕様を選び、1面は別途で目隠しフェンスなどを立てる方法もあります。

使い勝手や機能性も考えながら検討してみてくださいね。

 

【例外②】基礎+アンカーボルトなどで固定された物置

天井・壁で囲まれている物置は、土地への定着性が認められると固定資産税がかかります。

 

具体的には、次のような方法で設置したケースです。

・鉄筋コンクリートの基礎に物置を施工して緊結する
・コンクリートブロックの基礎に物置を施工して緊結する

参考:簡易な物置を庭に建てました。このような物置なども固定資産税が課税されますか。|水戸市ホームページ

 

先述したように、ブロック塀の上に物置を施工し、転倒防止のために簡易的に金具留めを行ったものは固定資産税がかからないとされています。

しかし、強風や台風、地震などのリスクを考えると、物置は土地へしっかりと定着させた方が安全性は高いです。

物置の面積にもよりますが、年間数千円の固定資産税しかかからないケースが一般的なため、安全性も考えながら施工方法を検討しましょう。

 

結論|固定資産税への影響は自治体の判断による

自治体の家屋調査

ここまで外構工事と固定資産税が影響について解説しましたが、実際には自治体の判断によります。

土地の定着性などは、自治体によって判断が異なるケースも少なくありません。

事前に自治体に確認する方法もありますが、エリアで実績豊富な外構・エクステリア業者に相談してみても良いでしょう。

 

まとめ

基本的に、外構は固定資産税に影響しないことが一般的です。

しかし、外気分断性・土地の定着性・用途性の3つの要件を満たした、ガレージや物置などは固定資産税がかかるケースもあります。

お住まいのエリアに関する知識が豊富なエクステリア業者に相談し、固定資産税への影響も考えながら暮らしやすい外構を提案してもらいましょう。

 

つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。

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