玄関を「外構」でおしゃれに目隠しするアイデア|事例と注意点を紹介
「玄関ドアを開けたときに家の中が丸見えになるのが気になる」
「ちょっと玄関先に出るときに目隠しがあったらいいのにな‥」
このようなお悩みがあるなら、外構で玄関を目隠しすることをおすすめします。
玄関の目隠しのポイントは、視線を遮りつつデザイン性にもこだわって、外観をおしゃれにトータルコーディネートすることです。
そこで今回は、玄関を「外構」でおしゃれに目隠しするアイデアをご紹介します。
様々な外構アイテムを使った玄関の目隠しをお伝えしますので、お住まいに合った方法を見つけてみてくださいね。
コラムのポイント
- ・外構で玄関の目隠しをすることで、住まいのプライバシー性や防犯性を高めることができます。
- ・玄関は目立つ位置にあるお住まいが多いため、目隠しのデザイン性にもこだわることがポイントです。
- ・敷地によって適切な目隠し方法は異なるため、実績が豊富な外構・エクステリア会社に相談することがポイントです。
Contents
玄関を外構で目隠しするメリット
外構工事で玄関周りを目隠しすると、どのようなメリットがあるのか確認しましょう。
家の中の様子が分かりにくくなる
玄関周りに目隠しがあると家の中が見えにくくなるため、プライバシー性や防犯性を高めることができます。
荷物を運び出したり来客と話したりするなど、玄関ドアを開けっぱなしにするタイミングは意外と多いですよね。
通行人に家の中を見られることが気になるという場合に、目隠しが効果的です。
また、不審者などは、家の中の様子を確認してから侵入を試みるケースも少なくありません。
目隠しをすることで家の中を見られる心配がありませんので、侵入を狙われにくい家にすることが可能です。
郵便物を取りに行くときなどに目線が気にならない
玄関周りに目隠しがあると、ちょっと外へ出て用事を済ませたいときなども便利です。
ポストへ郵便物を取りに行くときに、身だしなみを整えていないタイミングなどでは、人目が気になりますよね。
目隠しをつくることで、近隣の人からの目線を気にせずに玄関に出ることができます。
外観デザインのアクセントになる
玄関前におしゃれな目隠しをつくることで、外観デザインのアクセントになります。
建物のデザインとマッチした目隠しを採用し、外観をトータルコーディネートしましょう。
おしゃれな目隠しのアイデアは次章でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
玄関を目隠ししたおしゃれな外構のアイデア事例
玄関をおしゃれに目隠しした外構のアイデア事例をご紹介します。
アイデア① 3つの門壁で目隠ししたリゾートテイストの外構
3つの門壁を使って、玄関の目隠しとして機能するようにした事例です。
左側2つは玄関、右側1つは勝手口前に配置し、それぞれのドアを開けたときに家の中が見えにくいようにました。
圧迫感を与えないように高さや幅を調整し、明るめの色をお選びいただいています。
お客様のご要望であるリゾートテイストに合わせ、ダークブラウンの木目ラインやレリーフなどのアクセントのデザインにもこだわりました。
アイデア② 様々な外構アイテムでおしゃれに目隠し
手前から石柱・門壁・植栽の順でレイアウトし、玄関周りを目隠しした事例です。
複数の外構アイテムを組み合わせることで、デザイン性だけでなく目隠しとしての効果も高まります。
石をあしらったおしゃれな門壁は、表札やポストをつけて実用性も高めました。
建物の前面に背の高い植栽をレイアウトすることで、玄関だけでなく窓の目隠しとしても機能しています。
▷関連コラム:おしゃれな造作門柱の施工事例11選|機能門柱との違いやデザインのポイントも
アイデア③ 石柱と植栽のレイアウトで目隠し
玄関前に石柱と植栽を採用し、目隠しにした事例です。
植栽は成長するにつれ背が高くなり葉が生い茂るため、目隠しとしての機能性が高まります。
石の重厚感や高級感ある雰囲気に、鮮やかな植栽のナチュラルテイストが加わったこだわりのデザインです。
石柱の上にちょこんとたたずむフクロウのオブジェが、可愛らしさや遊び心をプラスしています。
アイデア④ 高めの塀で囲んで敷地全体を目隠し
敷地全体を背の高い塀で囲って玄関を目隠しした事例です。
家の中だけでなく、庭のプライバシー性も高めたいという方におすすめします。
レンガの塀とブラックの門扉で、重厚感のあるかっこいい雰囲気にコーディネートしました。
門の手前側は、アプローチと兼用の駐車スペースとして使える空間になっています。
アイデア⑤ 植栽の美しさを活かした目隠し
道路から玄関までの距離がある場合は、植栽だけでも目隠しとして機能するケースも多いです。
アプローチに沿ってランダムに植栽が並んでいるように見えますが、実は大きな窓と玄関の前に背の高い植栽がくるように配置しています。
ナチュラルカラーな建物に調和した、自然を感じる柔らかな雰囲気の外構デザインが完成しました。
▷関連コラム:広い庭を活かした外構デザイン|9つの活用方法やレイアウトのコツも紹介
アイデア⑥ レンガ積み・植栽でおしゃれに目隠し
玄関前にレンガ積みの壁と植栽で目隠しした事例です。
建物のカラーに合わせて赤茶色のレンガを採用し、アーチ型の壁にして可愛らしい雰囲気に仕上げました。
目隠し壁の周辺は石を並べたり塀を低くしたりすることで、圧迫感を出さないような工夫をしています。
アイデア⑦ 建物との調和する枕木で目隠し
枕木を4本並べて目隠しにした事例です。
建物の玄関周りは木目調が多く使われているため、素材を合わせて外観に馴染むようなデザインにしました。
石柱や門柱を並べた目隠しは隙間ができるため風通しも良く、壁やフェンスなどと比べて圧迫感が出にくい点が特徴です。
アイデア⑧ 駐車スペースを使って目隠し
玄関の前に駐車スペースをレイアウトし、車を使って玄関を目隠しすることを想定した外構スタイルです。
玄関ドアを開けるときは、住んでいる方が在宅しているタイミングなので、車も止まっているケースがほとんどですよね。
そのため、駐車スペースの配置にこだわることで、車を目隠し代わりにすることが可能です。
目隠しの壁やフェンスをつくるスペースがないときや、動線が悪くなる場合に検討してみてくださいね。
玄関の目隠しにおすすめな外構アイテム
玄関周りの目隠しでよく活用される外構アイテムを紹介します。
目隠しとしての機能性やデザインなどの特徴を知り、お好みのアイテムを選んでみましょう。
①フェンス
フェンスを建てることで、玄関前を目隠しすることができます。
比較的デザインやカラーバリエーションも多いため、お好みデザインに合ったアイテムを見つけやすいでしょう。
通常のフェンスよりも隙間が少ないタイプの「目隠しフェンス」なら、より視線を遮ることが可能です。
②スクリーン・ルーバー
縦ラインがスタイリッシュなスクリーンやルーバーも目隠しとして機能性が高いです。
デザイン性も高いため、外観デザインのアクセントとして取り入れることもおすすめします。
③パネル
より目隠しとしての機能性を求めるなら、パネルもおすすめです。
広範囲で目隠しができるため、よりプライバシー性を確保することができます。
上の事例のようなクリアタイプは、モダンでスタイリッシュな印象を与え、日差しを通すため玄関周りの明るさを確保したい方にもおすすめです。
木目調やアルミ製など、様々な素材やデザインがあるため、好みのアイテムを選びましょう。
④石柱・枕木
石や木の柱を並べて配置して、目隠しする方法もあります。
高級感や重厚感のある外構デザインにしたいなら石を、ナチュラルや優しい雰囲気にしたいなら木を使った目隠しがおすすめです。
並べる間隔によって目隠しの機能性やデザイン性、日当たり・風通しの良さが変わりますので、要望に合わせて調整してみてくださいね。
⑤門壁・門柱
玄関前に造作の門壁や門柱を立てて、目隠しする方法もあります。
高さ・幅などのサイズを細かく決められるため、敷地に合った目隠しを採用しやすいです。
また、デザインもこだわれるためオリジナル性のある外構デザインにしたい方にもおすすめします。
▷関連コラム:門柱とはなにか|必要性やメリット・デメリット、おしゃれにする方法も解説
⑥植栽・生垣
植栽や生垣を使って目隠しする方法もあります。
背が高く葉が生い茂る樹種を選ぶことで、目隠しの機能性が高まります。
ただし、落葉する樹種は冬場に目隠しとして使えなくなりますので注意しましょう。
外構で玄関を目隠しする際の注意点
外構で玄関の目隠しをつくる際に注意したいポイントをご紹介します。
圧迫感が出ないように工夫する
玄関周りに目隠しをつくることで、圧迫感が出ないように注意しましょう。
室内から外に出たときに背の高い塀やフェンスがあると、玄関が狭く感じるケースもあります。
目隠しのサイズだけでなく、デザインや色、素材選びなどでも印象は異なりますので意識してみてくださいね。
玄関の明るさや風通しを考える
目隠しによって、玄関が暗くなったり風通しが悪くなったりしないように工夫することも大切です。
玄関は家の顔と言われることもあるほど、建物の印象を左右する大切な空間のため、居心地の良さにもこだわりたいですよね。
適度な隙間がある外構アイテムを選び、視線を遮りつつ光や風を取り入れられる玄関にしましょう。
駐車場やアプローチからの動線が悪くならないようにする
目隠しをつくることによって、玄関までの動線が悪くならないように注意することもポイントです。
駐車スペースから玄関の動線が遠くなってしまうと、日々の使い勝手が悪くなってしまいます。
目隠しがあることが原因でアプローチが長くなると、敷地も有効活用できませんし無駄な外構費用がかかるケースも。
駐車スペースやアプローチから玄関までの動線を意識しながら、目隠しをつくる位置を考えましょう。
玄関の目隠しは外構工事で後付けできるのか
玄関の目隠しだけを外構工事で後付することは可能です。
空間の広さや道路からの目線を考え、フェンスやスクリーン、植栽などの適したアイテムを採用することができます。
しかし、工事の内容によっては、既存の外構の解体が必要になるケースも考えられます。
敷地の使い方や採用したい外構アイテムによって状況は異なるため、施工実績が豊富な住宅会社に相談し、現地を確認して判断してもらいましょう。
つくばガーデンでは、お庭のリフォームのご相談も受け付けておりますので、お気軽にお声掛けください。
まとめ
外構で玄関の目隠しをすることで、住まいのプライバシー性や防犯性を高めることができます。
フェンスやスクリーンなどの既製品から、造作の門壁や門柱などを使った目隠しなど、様々な方法があるためお好みのアイテムを選びましょう。
敷地によって、目隠しすべき範囲や採用すべき外構アイテムは異なりますので、実績が豊富な住宅会社に相談してみてくださいね。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
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