おしゃれな「クローズ外構」の施工例|後悔しないための6つの対策も
敷地全体を塀などで囲んだ「クローズ外構」は、プライバシー性や安全性を高めたい方におすすめな外構スタイルです。
また、重厚感のあるモダンな外観などにマッチした、デザイン性が高い外構に仕上げることもできます。
今回は、おしゃれなクローズ外構の施工例や、オープン外構やセミクローズ外構との違いについてご紹介します。
クローズ外構のデメリットを踏まえ、後悔しないための対策も解説しますのでぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
- ・クローズ外構は敷地全体を囲う外構スタイルで、安全性やプライバシー性を高めることができます。
- ・圧迫感のないデザインやモダンテイストのおしゃれなクローズ外構の施工例をご紹介します。
- ・クローズ外構で後悔しないために、アイテム選びや防犯対策にこだわることが大切です。
Contents
クローズ外構とは
「クローズ外構」とは塀やフェンス、スクリーンなどで敷地全体をすべて囲った外構スタイルのことを指します。
出入り口には門扉やカーゲートを付ける方法が一般的です。
クローズ外構のメリット・デメリットを確認しましょう。
<メリット>
- ・敷地を囲うことで境界が明確になる
- ・お子さまやペットが飛び出さない
- ・塀やスクリーンを高くすれば目隠しになる
- ・外からの侵入を防ぎやすくなる
- ・外観の重厚感を高めることができる
クローズ外構は、プライバシー性や安全性を高めることができ、重厚感のあるかっこいい外観デザインに仕上げやすい点が特徴です。
クローズ外構には、次のようなデメリットがあります。
<デメリット>
- ・圧迫感が出るケースもある
- ・外からの死角が多いため侵入されたときに気付きにくい
- ・他のスタイルと比べて費用がかかりやすい
敷地の広さや塀の高さなどによっては、圧迫感が生まれることもあります。
また、クローズ外構は侵入しにくいですが、侵入されると外からの死角が多くて気付きにくい点はデメリットです。
他の外構スタイルと比べて、塀やフェンスの範囲が広いため、比較的コストがかかりやすい外構と言えます。
これらのデメリットを解消するための対策は、後ほど詳しく紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
オープン外構との違い
オープン外構とは、道路と接する面をフェンスや塀などで囲まないスタイルです。
クローズ外構と異なり、プライバシー性は低くなりますが、開放感のある外観デザインに仕上がるというメリットがあります。
オープン外構についての詳細やデメリットの対策は、こちらのコラムを参考にしてみてくださいね。
▷関連コラム:オープン外構は侵入防止・目隠しでノンストレス|対策13選を紹介
セミクローズ外構との違い
セミクローズ外構とは、オープン外構とクローズ外構の中間的なスタイルです。
庭周りは安全性を考慮してフェンスで囲み、駐車スペースは利便性を優先してオープンにするなど、使い勝手に応じて調整できます。
セミクローズ外構の施工例や使い勝手は、こちらのコラムでご確認ください。
▷おしゃれなセミクローズ外構の施工例|オープン外構・クローズ外構との違いも
おしゃれなクローズ外構の施工例
おしゃれなクローズ外構を採用した住まいの施工例を紹介します。
施工例① 開放的なデザインのクローズ外構
高さの異なるアーチ状の壁を組み合わせた開放感のあるクローズ外構です。
エレガントなアイアンの門扉、外壁のカラーに合わせたレンガや塗り壁などを取り入れ、柔らかな雰囲気に。
門扉の横には花壇をつくり、季節に合った花を選んでガーデニングを楽しむことができます。
駐車場のゲートも低めのものを選び、開放感を損なわないようにしています。
敷地内部には仕切りをつくらず、庭・アプローチ・駐車スペースをつなげて、使いやすい空間に仕上げました。
施工例② 外観デザインとマッチしたモダンなクローズ外構
外観の直線的なデザインや外壁の色に合わせて、クローズ外構をコーディネートした事例です。
四角形の塀を前後に並べることで、立体感のあるデザインに仕上げました。
門扉の横に植栽を取り入れることで、モダンな雰囲気のアクセントに。
道路沿いのアプローチから玄関まで同じタイルで仕上げ、建物と外構の一体感を持たせています。
通常の階段よりも段差を小さくし、安全性にも配慮しました。
クローズ外構で後悔しないための6つの対策
クローズ外構はプライバシー性や安全性を高めるのに効果的な外構スタイルですが、中には採用して後悔したと感じている方もいます。
失敗事例と対策を確認し、おしゃれで使い勝手の良いクローズ外構にするコツを学んでいきましょう。
①クローズ外構を採用したい理由を明確にする
まずは、クローズ外構を採用したい理由を明確にすることが大切です。
クローズ外構を採用した方の中には、カーゲートや門扉の開け閉めが面倒という理由から、駐車スペースやアプローチはオープンにすればよかったと後悔しているケースも。
敷地内すべてを囲まずに、駐車場やアプローチはオープンにするなどの選択肢もあります。
どの範囲をどのような目的で「クローズ」にしたいのかを明確にして、採用するかを考えてみてくださいね。
②圧迫感を出さないアイテム選びをする
クローズ外構にしたら、圧迫感や閉塞感が生まれてしまったと後悔した方もいます。
道路から見ると重厚感のあるデザインに仕上がっても、庭で遊んでいると狭く感じたり、室内からの景観がイマイチになることも。
背の低い塀や目線が通るフェンス・スクリーンを採用して、開放感のある空間づくりを意識してみましょう。
プライバシーを確保したい部分だけ、目隠しフェンスや高い塀を採用するなど、メリハリを付けることがポイントです。
建物の外観や敷地内のデザインも楽しめるような、クローズ外構を検討してみてくださいね。
③駐車場から車を出し入れしやすい工夫を
クローズ外構にしたら、車の出し入れが不便で後悔したという意見も少なくありません。
カーゲートを付けることで愛車へのいたずらや盗難リスクを下げることができますが、利便性が悪くなるケースもあります。
使い勝手を優先させるなら、電動のカーゲートがおすすめです。
車に乗ったままゲートを上げ下げできるため、ストレスなくスムーズに車を動かすことができます。
真冬・真夏にわざわざ車から降りる必要がなく、日差しで熱くなったゲートを触らなくていいのもうれしいポイントですよね。
車を使う頻度などを考慮しながら、カーゲートの手動・電動を選択しましょう。
④建物の外観デザインを意識してコーディネートする
クローズ外構を採用する場合、建物の前面に塀やフェンスがレイアウトされるため、建物のデザイン性が損なわれてしまう場合もあります。
建物のデザイン性が引き立つように、次のようなポイントを意識してみましょう。
- ・外観が見えるような塀の高さにする
- ・目線が通るフェンスやスクリーンを採用する
- ・建物の外壁と塀やフェンスの色を合わせる
- ・玄関ドアと門扉の素材を合わせる
建物や敷地内で見せたいポイントと隠したい箇所を決め、塀やフェンスを配置することがポイントです。
建物と外構がトータルコーディネートされていて、まとまりのある外観デザインになるように意識してみてくださいね。
⑤塀などで死角になる箇所の防犯対策をする
クローズ外構は、侵入防止対策に効果的な外構スタイルです。
しかし、外からの死角が多く、侵入されてしまうと気付きにくいというデメリットも持ち合わせています。
万が一、敷地内に侵入されたときのために、死角になる箇所の防犯対策をしておくことがポイントです。
- ・塀より高い位置にセンサーライトをつけておく
- ・音がなる防犯砂利を死角に敷いておく
- ・防犯カメラを設置する
- ・セキュリティー会社と契約する
道路から見たときに防犯対策をしていることがわかると、侵入を狙われにくくなる効果もあります。
防犯対策が万全な家よりも、無防備の家の方が侵入しやすいですからね。
実用的で対策していることが分かりやすい防犯アイテムを取り入れましょう。
⑥費用を考えてセミクローズ外構も検討を
クローズ外構を採用したら、費用がかかって後悔したという意見もあります。
あらかじめ外構にかける予算が明確になっている場合は、セミクローズ外構にして費用を調整することをおすすめします。
こちらの事例のように、駐車スペースだけオープン外構にすることで、カーゲートや塀などのコストカットが可能です。
外構に対する要望と費用を調整しながら、おしゃれで使い勝手の良いエクステリアに仕上げてくださいね。
まとめ
クローズ外構は、安全性やプライバシー性を高めたいときに有効な外構スタイルです。
おしゃれなクローズ外構にするためには、圧迫感が出ないための工夫や建物とのトータルコーディネートがポイントになります。
使い勝手や防犯面なども考える必要があるため、クローズ外構の施工実績が多いエクステリア業者に相談しましょう。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
経験豊富なスタッフがお客様のご要望をお伺いし、お客様に合った外構スタイルやデザインを設計・施工いたします。
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