門柱とはなにか|必要性やメリット・デメリット、おしゃれにする方法も解説

門柱とはなにか|必要性やメリット・デメリット、おしゃれにする方法も解説

リフォームや新築を考えて、「門柱とはなにか」と疑問を持つ方は多くいらっしゃいます。

門柱の有無で外観の印象が変化するケースもあるため、あらかじめ門柱の特徴を把握しておくことが重要です。

そこで今回は、門柱の定義やメリット・デメリットを解説します。

 


コラムのポイント

  • ・門柱の定義や必要性、門柱のない家はどうなるかを解説します。
  • ・門柱のメリット・デメリットをご紹介します。
  • ・素材やアクセントにこだわるなど、門柱をおしゃれにする3つの方法をお伝えします。

 

門柱とは

門柱とは

門柱とは、玄関先に設置されている独立した壁状の建造物のことで、読み方は「もんちゅう」です。

表札・ポスト・インターホンなどを組み込んでいる門柱も多く、住宅を訪れた方がまず目にする「家の顔」であるともいえます。

門柱の種類には「造作門柱」と「機能門柱」の主に2種類があり、以下のとおりです。

種類 特徴
造作門柱 オーダーメイドでつくる門柱で、デザインや機能をカスタマイズできる
機能門柱 既製品を組み合わせて完成させる門柱で、費用や工期を抑えやすい

 

また、門柱と似た言葉に「門扉(もんぴ)」がありますが、門扉とは敷地と道路の境界に設置する開戸や引き戸といった扉のことで、門柱とは異なるので注意しましょう。

門柱は必要か?

門柱は、以下のような要望がある場合には設置するのがおすすめです。

  • ・敷地と道路の境界線をはっきりさせたい
  • ・目隠しを設置してプライバシーを守りたい
  • ・訪問販売業者などが敷地内に入るのを防ぎたいなど

 

門柱が必要かはご家族の考え方やライフスタイルによっても異なるので、設置を決める前にご家族で話し合いましょう。

門柱のない家はどうなる?

門柱のない家は玄関周辺がすっきりして見えますが、道路から玄関が丸見えになったり、部外者が侵入しやすくなったりするので対策が必要です。

加えて、門柱のない家は、門柱が持つ「ポスト」「インターホン」などの機能を別の場所に設置する必要があります。

玄関周辺の見た目はもちろんですが、機能面を踏まえて門柱を設置する・しないを決めましょう。

 

オープン外構の侵入防止については、こちらの記事で解説しています。

〈関連コラム〉オープン外構は侵入防止・目隠しでノンストレス|対策13選を紹介

門柱のメリット・デメリット

門柱のメリット・デメリット

ここでは、門柱のメリット・デメリットを解説します。

門柱で後悔しないためにも、メリットだけではなくデメリットもチェックしましょう。

門柱のメリット

門柱のメリットは、以下のとおりです。

  • ・門柱がエクステリアのアクセントになり、メリハリのある引き締まった雰囲気になる
  • ・敷地と道路の境界線が明確になるため、部外者が敷地内に侵入するのを予防できる
  • ・門柱にインターホンを取り付ければ、訪問販売業者などが敷地内に入るのを防げる
  • ・目隠しとしても役立ち、ご家族のプライバシーを守りやすくなる
  • ・門柱に照明を設ければ、夜でも明るくなり、住宅のセキュリティ向上につながる

 

近年では、表札・ポスト・インターホンの機能を持った門柱に加えて、水道の蛇口や電気自動車の充電ができるコンセントを備えた門柱もあり、利便性が高まっています。

門柱の設置は、住宅をおしゃれにしたいと考える方や、プライバシー確保やセキュリティ強化を重視する方に最適です。

 

センスのいい外構にするポイントは、こちらの記事でご紹介しています。

〈関連コラム〉センスのいい外構にする7つのポイント|施工例とおしゃれな業者の探し方も

門柱のデメリット

門柱のデメリットは、以下のとおりです。

  • ・郵便物を回収するには一旦外に出る必要があり、雨の日などはストレスに感じる場合がある
  • ・門柱に植物を配置する場合は、水やりなどの手間がかかる
  • ・来訪者を道路で待たせてしまうケースもある
  • ・風雨やホコリなどで門柱が汚れるため、定期的に掃除する必要がある

 

上記に加えて、門柱を設置するには、種類にもよりますが10万〜20万円の費用が発生するため、門柱の本体価格・設置費用を踏まえて検討しましょう。

門柱をおしゃれにする3つの方法

門柱をおしゃれにする3つの方法

門柱をおしゃれにする方法を3つご紹介します。

ポイントを押さえて、おしゃれなエクステリアを目指しましょう。

エクステリア全体の統一感を意識する

門柱をおしゃれにするには、門柱を含めたエクステリア全体の統一感を意識することが大切です。

門柱単体のデザインだけ考えていると浮いた印象になる可能性もあるため、注意してください。

また、門柱に外壁と同系色を採用したり、外壁のアクセントカラーを取り入れたりすれば、住宅の外観と馴染みやすくなります。

素材やアクセントにこだわる

門柱の素材やアクセントにこだわると、ワンランク上のおしゃれなエクステリアを実現できます。

門柱の素材は、以下のとおりです。

  • ・コンクリート
  • ・レンガ
  • ・タイル
  • ・モルタル
  • ・木材など

 

使用する素材によって見た目の印象が変わるので、さまざまな素材を比較して、エクステリアや住宅の雰囲気に合うタイプを選びましょう。

また、アクセントとして部分的にレンガやタイルを取り入れると、センスよく仕上げられます。

門柱をさらにおしゃれにしたい場合には、門柱付近に植物を配置するのもおすすめです。

照明などアクセサリーを取り付ける

門柱に照明を取り付けると、防犯性アップを見込めるだけではなく、夜間もおしゃれに演出できます。

例えば、間接照明でやわらかい雰囲気にしたり、傘付きの照明でレトロな印象にしたりすることも可能です。

また、照明に加えて、門柱に取り付けるポストや表札のデザインにもこだわりましょう。

門柱の素材やアクセサリー選びに迷ったら、施工業者にアドバイスをもらうと悩みを解消できます。

 

おしゃれな造作門柱の施工事例については、こちらの記事でご紹介しています。

〈関連コラム〉おしゃれな造作門柱の施工事例11選|機能門柱との違いやデザインのポイントも

まとめ

門柱とは、玄関近くに設置されている独立した壁状の建造物のことで、「造作門柱」と「機能門柱」の2種類があります。

門柱をおしゃれにするためにも、素材やエクステリア全体の統一感にこだわりましょう。

今回ご紹介した内容を、門柱を検討する際の参考にしていただけると幸いです。