レンガを取り入れた玄関アプローチにデメリットはある?|特徴、デザインや実例を紹介
「玄関アプローチにレンガを採用したいけれど、デメリットはある?」とお悩みの方へ。
レンガを取り入れた玄関アプローチは、「温かみのある雰囲気」「かわいらしいデザイン」などおしゃれな印象を与えます。
しかし、いくつかのデメリットもあるので、しっかりと対策しましょう。
そこで今回は、玄関アプローチにレンガを使いたい方に向けて以下のポイントを中心にわかりやすく解説します。
コラムのポイント
- ・玄関アプローチにレンガを取り入れるメリット・デメリットを紹介します。
- ・レンガの特徴や種類を知って、適材適所に配置することが重要です。
- ・レンガを取り入れたおしゃれな玄関アプローチに仕上げるためのポイントを紹介します。
Contents
玄関アプローチにレンガを使用するデメリット
まずは、玄関アプローチにレンガを使用するデメリットを紹介します。
事前にデメリットを把握し、対策を講じることでおしゃれな玄関アプローチを完成させましょう。
カビが生えることがある
レンガには無数の空気穴があり、素材に凹凸があるため水分が溜まりやすい特徴があります。
これにより、湿気が溜まり、レンガに黒カビやコケが生えることがありますので注意しましょう。
レンガが沈み込むことがある
レンガの玄関アプローチをつくる際は、土台となる砕石の敷き方、施工時の外気温の影響などにより、レンガが沈み込むことがあります。
したがって、施工実績が豊富な施工業者を選ぶことが重要ですし、DIYで実施する際には細心の注意を払い土台つくりを行う必要があります。
以下の記事では、失敗しない外構工事業者の選び方をくわしく紹介していますので、ぜひごらんください。
>失敗しない外構工事業者の選び方|エクステリアのプロがポイント・注意点を解説
風化しやすい
レンガは経年により、風化しやすい特徴があります。
風化とは、雨、風などにより長年のうちに少しずつ劣化する現象のことで、レンガ自体は脆くなっていくことに注意しましょう。
ただし、レンガ自体の耐久性は高いですし、経年変化によるレンガの風合いの変化を楽しめることはメリットと捉えることもできます。
玄関アプローチにレンガを使うメリット
ここでは、玄関アプローチにレンガを使うメリットについて解説します。
デザイン性が高い
レンガには、デザイン性が高い素材であり、以下のような特徴があります。
- ・1つ1つが異なる色合いをもつ
- ・敷き方により多彩なデザインに対応可能
- ・温かみのある雰囲気を演出できる
レンガを敷いて玄関アプローチにすることもできますし、門柱や花壇などの外構にアクセントとして取り入れることもできるので、ガーデニングとの相性に優れています。
また、色や大きさが異なるレンガを自由に組み合わせることで、自分好みの玄関アプローチに仕上がります。
また、おしゃれな玄関アプローチをつくるには、建物・外構に合わせてトータルコーディネートすることが重要です。
以下の記事では、おしゃれで使い勝手がよい玄関アプローチのつくり方を紹介していますので、ぜひごらんください!
>【外構】おしゃれで使い勝手がよい玄関アプローチのつくり方|和モダン・シンプルモダンなど施工例も紹介
雨の日でも滑りにくい
レンガは、透水性が高く表面に凹凸があるので、雨に濡れても歩きやすい特徴があります。
不意な転倒事故を防ぐためにも、レンガを敷いた玄関アプローチはおすすめです。
ただし、レンガ自体は滑りにくくても、コケやカビが付着すると滑りやすくなるので注意しましょう。
経年変化による風合いを楽しめる
レンガは経年により、色合いや風合いが変化する特徴があります。
昨今では、古い建物を解体したときに出るレンガを再利用した「アンティークレンガ」も注目を集めています。
レンガの特徴・種類
レンガの特徴や種類などを知ることで、レンガを使用した玄関アプローチのデザインの幅が広がります。
レンガの特徴
レンガとは、粘土と岩、水を合わせて練って、焼き固めたもので、一般的には800~1300度で焼成されます。
レンガと似た素材にタイルがありますが、細かな成分、強度、厚さなどに違いがあります。
主なレンガの特徴は、以下のとおりです。
- ・自然素材である
- ・断熱性・耐火性に優れている
- ・耐水性・耐久性が高い
自然素材ならではの温かみのある雰囲気は、自然との触れ合いを求めるガーデニングと相性がよい素材です。
レンガの種類
レンガの種類は、数多くありますが、代表的な種類は以下のとおりです。
種類 | 特徴 |
---|---|
普通レンガ | 一般的に使われるレンガ、赤レンガとも呼ばれる |
耐火レンガ | 1,000度以上の耐火性があるレンガ |
セメントレンガ | セメントモルタルを使用してつくられたレンガ |
アンティークレンガ | 再利用されたレンガ |
アルミナレンガ | 白くて重い特徴がある |
それぞれ、機能性や風合いが異なるので、使用目的に合わせて選ぶことが重要です。
レンガの敷き方
以下の表のように、レンガの敷き方にもパターンがあります。
敷き方 | 特徴 |
---|---|
【ランニングボンド】 |
レンガを半分ずつずらして敷く |
【へリンボーン】 |
レンガをV字に敷く |
【バスケット】 |
縦2枚横2枚を順番に並べる |
このように、玄関アプローチにレンガを敷く場合には、敷き方によってもデザインが変わります。
外構やお庭などの雰囲気に合わせて、レンガの敷き方を検討しましょう。
レンガを取り入れたおしゃれな玄関アプローチをつくるためのポイント
最後に、レンガを取り入れたおしゃれな玄関アプローチをつくるためのポイントを紹介します。
敷くだけでなく、玄関アプローチの周りに取り入れる
レンガは玄関アプローチに敷くだけでなく、以下のように外構の様々な場所に使用できます。
- ・門柱
- ・花壇
例えば、以下の施工事例のように門柱にレンガを使用することでおしゃれな玄関アプローチを実現できます。
【レンガ積みの門柱がおしゃれな玄関アプローチの施工事例】
<施工事例>二つのお庭
定期的なメンテナンスを行う
レンガは、湿気によりカビ・コケなどが発生することがありますので、以下のような対策を講じましょう。
- ・高圧洗浄機、カビ取り剤による定期的なメンテナンスを実施する
- ・吸水防止剤を塗布する
- ・日当たりを確保する
玄関アプローチにレンガを取り入れて、おしゃれな雰囲気になってもカビ・コケが生えていると台無しになります。
また、レンガ自体は滑りにくいのですが、コケがあると滑りやすいので、転倒防止対策としても定期的にメンテンナンスを実施しましょう。
他の素材と組み合わせる
玄関アプローチをレンガで統一するのもよいですが、他の素材と組み合わせることでよりクオリティの高い玄関アプローチが実現できます。
例えば、以下のような組み合わせがレンガと相性がよいです。
- ・レンガ×枕木
- ・レンガ×天然石
以下の事例は、天然石のアプローチにレンガを取り入れることでおしゃれに仕上がりました。
柱に使用した白レンガがアクセントとなり、素敵な玄関アプローチを実現しました。
【天然石×レンガを使用した玄関アプローチ】
<施工事例>白いレンガの柱と花壇
統一感をもたせる
外構を含めた住宅のデザインと統一感をもたせることが重要です。
庭の雰囲気、建物の外観などのテイストにい合わせてレンガの色や種類を選びましょう。
例えば、以下の実例のように色調・質感に統一感があると、クオリティを高められます。
【統一感のあるレンガを使った玄関アプローチの施工事例】
<施工事例>色調・質感の統一
つくばガーデンには、今回紹介しきれなかったレンガを取り入れた玄関アプローチの施工事例がたくさんありますので、ぜひごらんください。
まとめ
レンガは、「アプローチに敷く」「門柱に積み上げる」「花壇に使う」など玄関アプローチの回りの様々な部分に取り入れられます。
住宅のテイストに合わせて、適材適所にレンガを配置することで、よりおしゃれな玄関アプローチに仕上がります。
今回紹介した情報が、レンガを取り入れた玄関アプローチを検討中の方の参考になれば幸いです。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かし、「デザイン性」と「実用性」を兼ね揃えた玄関アプローチを提案いたします。
経験豊富なプロが敷地の状況やご要望をお伺いし、ご予算に合わせたご提案も可能です。
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