失敗しない外構工事業者の選び方|エクステリアのプロがポイント・注意点を解説
おしゃれで使いやすい外構・エクステリアに仕上げたいなら、業者選びが大切です。
業者によって敷地の使い方・デザイン・費用の提案は異なり、仕上がりに大きく影響が出るケースも。
そこで今回は、失敗しない外構・エクステリア工事業者の選び方のポイントと、注意点をお伝えします。
外構工事の依頼先に迷われている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
- ・外構・エクステリア業者を探す前に、敷地の使い方・予算・日程などを家族で話し合って事前準備をすることが大切です。
- ・お客様の外構に対する要望をヒアリングし、現地を見た上で質の高い提案をしてくれる業者を選ぶことがポイントです。
- ・展示場や資格所有者の有無、コンテストの受賞履歴なども確認し、優良な外構・エクステリア業者に工事を依頼しましょう。
Contents
外構・エクステリア業者を探す前の事前準備
実際に外構・エクステリア業者を探す前に、事前準備をしておくことが失敗を防ぐ大切なポイントです。
どのような外構にするかイメージする
お住まいの敷地をどのような外構で仕上げるのかをイメージしましょう。
大まかでも良いので、次のような内容をご家族で話し合ってみてください。
①必要な工事 | 駐車場・門柱・ブロックフェンスなど |
②理想のデザイン | モダン・洋風などの具体的なテイストや建物と統一させたいなど |
③お庭でしたいこと | BBQ、家庭菜園、芝でお子様や愛犬と遊ぶなど |
④外構に求めるポイント | 防犯性・動線・お手入れの楽さなど |
⑤将来の敷地の使い方 | 車が増えそう、物置を置く可能性があるなど |
必要な工事は、実際に外構・エクステリア業者に相談してから提案を受けますので、そこまで詳細に決めなくても問題ありません。
それよりも、具体的な生活をイメージして、使い方や求めるポイントなどを考えておくことが大切です。
また、デザインはSNSやエクステリア会社のホームページを検索し、施工写真を参考にするとイメージがわきやすいでしょう。
現在の使い方やデザインの好みだけでなく、将来のことも考えた外構にすることが失敗しないポイントです。
予算を決めておく
外構工事にかけられる予算を決めておくことも重要です。
予算によって工事内容や使う素材などが大きく異なります。
オーダーメイドの外構工事は、こだわった分だけ費用も高くなりがちです。
予算オーバーを防ぐためにも、ある程度の予算は業者選びの前に考えておきましょう。
建物を新築して同時に外構工事をするなら、初めからマイホームの資金計画に外構費用も組み込んでおくことをおすすめします。
後から外構工事をする場合は、ローンを使うのかどうかも検討してみてくださいね。
外構工事に入ってもらいたい期間を明確にしておく
外構工事を希望する日程で入ってもらえるかという点も、業者選びの1つの要素になります。
例えば、新築住宅の引渡しから引っ越しまでの期間に外構工事ができれば、スムーズに入居ができますよね。
理想の工事日程を考えておくことで、具体的に話を進めることが可能です。
とは言え、人気な外構業者はすぐに工事に入れないケースもあるため、ゆとりのあるスケジュール組みをおすすめします。
外構・エクステリア工事を依頼できる業者は4種類
外構・エクステリア工事を依頼できる業者は、大きく分けて4種類に分けられます。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを確認しましょう。
①外構・エクステリア専門業者
外構工事を専門にしている業者です。
エクステリアのプロとして、高いデザイン性や施工性を持っている業者が多く、安心して工事を任せることができるでしょう。
エクステリア設計を強みとしているデザイン事務所や、庭づくりを得意とする造園会社など、業者によって得意分野はさまざまです。
どのようなエクステリアデザインや外構工事を専門的に扱っているのかを確認し、相談先を検討しましょう。
②ハウスメーカーや工務店
ハウスメーカーや工務店に外構・エクステリア工事をお任せすることもできます。
家づくりをお願いするハウスメーカーや工務店は、建物と同時並行で外構の打合せも進めやすく、外構工事まで完了してから引き渡しを受けることができます。
注意点は、下請けの業者に設計・施工を依頼するハウスメーカーや工務店は、中間マージンが発生して割高になる事例もある点です。
また、会社によって外構の提案能力に大きく差がありますので、事前に外構工事の実績を確認することをおすすめします。
③リフォーム会社
幅広い工事内容を扱っているリフォーム会社なら、外構工事も対応しているケースがあります。
建物と同時に外回りもリフォームしたい場合、同じ会社に工事をお任せできるとスムーズです。
ただし、デザイン性にこだわった外構工事は得意としていないリフォーム会社も少なくありません。
施工できる工事が限られるケースもありますので、事前に確認しましょう。
④ホームセンター
大型のホームセンターも外構工事に対応しています。
実際にカーポートや物置、フェンスなどを見られる店舗もあり、相談しやすいでしょう。
ただし、造作の門柱やアプローチなど、既製品を使わない工事は対応できないケースも少なくありません。
ホームセンターは提携している下請け業者に施工を依頼するため、業者によって仕上がりの質に差がつく可能性があることも注意点です。
外構・エクステリア業者の探し方は4通り
外構・エクステリア業者を探す方法を紹介します。
①近くの外構業者に相談する
お住まいの近くに外構業者があるなら、直接相談してみても良いでしょう。
地元で長く続いている外構・エクステリア業者なら実績も多く、地域の方からの信頼も厚い可能性が高いです。
いきなり訪問しにくいという方は、ホームページをチェックしてから、電話やwebから問い合わせることをおすすめします。
②インターネットで外構業者を検索する
外構業者がどこにあるのか分からない方は、インターネットで検索してみましょう。
「外構 ○○(施工エリアの市町村名)」と検索をかけると、お住まいの近くの外構業者がヒットするはずです。
複数の外構・エクステリア業者のホームページをチェックし、特徴や実績、施工事例などを見ながら相談先を検討しましょう。
③知人などから紹介してもらう
友人・知人で外構工事をした方がいるなら、業者を紹介してもらう方法もあります。
施工してもらった感想を聞けたり、完成した外構を実際に見せてもらったりできる点が紹介のメリットです。
業者さんの雰囲気やスケジュール感なども事前に聞いておくことで、不安を解消してから相談できるでしょう。
④イベントに参加してみる
家族で色々話し合ったがまだ疑問点がたくさんあり、プロに気軽に相談したい場合は、イベントに参加してみることもおすすめです。
相談会なら、外構・エクステリアの専門家に、お住まいの外構について、ざっくばらんに相談することができます。
必要な工事や大まかな費用を確認した上で、デザインや予算を再検討してみてくださいね。
話しやすくて信頼できるスタッフなら、そのまま具体的な提案を受けてもいいでしょう。
優良な外構・エクステリア業者を選ぶ6つのポイント
優良な外構・エクステリア業者を選ぶために意識したいポイントを紹介します。
①施工事例がご自身の外構イメージとマッチしているか
外構・エクステリア業者ごとに得意なデザインテイストがあります。
業者が得意としていないデザインテイストの外構を依頼してしまうと、提案や仕上がりがイマイチになる可能性も。
外構デザインの要望を伝えた上で、似たようなテイストの施工事例を見せてもらい、ご自身の外構イメージとマッチしているかを確認しましょう。
②現地を見てから要望に沿ったプラン・資金提案をしてくれるか
お住まいの敷地を実際に見て、お客様の要望に沿った提案をしてくれることが、良い外構に仕上げるポイントです。
現地を見ないと、正確な工事内容や必要な費用がわかりませんし、敷地が使いやすくなるようなきめ細やかな提案はできません。
契約後に現場を見て、プランや金額が変更になっては困りますので、必ず事前に敷地を確認してもらいましょう。
また、中にはプランやデザインなどのこだわりが強く、お客様の要望をあまり反映してくれない外構業者もいます。
しっかりとお客様の要望を反映した上で、より良い外構提案をしてくれるような会社を選ぶことが大切です。
③エクステリア展示場などで仕上がりを確認できるか
外構・エクステリアは、住宅のような完成見学会などを開催している業者はほとんどありません。
展示場があれば実際の仕上がりを確認でき、より安心して外構工事をお任せすることができます。
打合せ時も展示場で実物やサンプルを見て決められるので、完成時にイメージ違いが生まれにくい点もメリットです。
④資格所有者がいる外構・エクステリア業者か
外構・エクステリアの設計・施工に関連する、次のような資格の所有者がいるのかも確認しましょう。
- ・エクステリアプランナー
- ・建築士
- ・登録エクステリア基幹技能士
- ・建築コンクリートブロック工事士
- ・ブロック塀診断士
- ・造園施工管理技師
- ・土木施工管理技師
- ・防犯設備士
外構は、土木や建築に限らず造園や防犯など、幅広い知識が求められる工事です。
資格を所有しているということは、知識があることの証明になりますので安心して任せることができます。
また、高齢者や介護者にやさしい外構にしたいなら、「福祉住環境コーディネーター」の資格を持った方がいる業者がおすすめです。
安全性や身体への負担を考慮した、外構・エクステリア提案をしてくれるでしょう。
⑤コンテストなどで受賞実績があるか
外構・エクステリア業者の実績をわかりやすく確認できるのが、コンテストなどの受賞経歴です。
コンテストは高いレベルの設計力・施工力が求められるため、受賞しているなら高い品質の外構に仕上げてくれる業者ということがわかります。
エクステリア建材を扱う「YKKAP」や「三協立山」などの大手メーカーが主催するコンテストなどもあるため、ぜひチェックしてみてくださいね。
⑥完成後のアフターサポート体制は充実しているか
外構・エクステリア完成後の、アフターサポートがしっかりしているかもポイントです。
不具合が起きたときに、相談できるような体制が整えられている業者なら安心ですよね。
引き渡し後はどのようなサポートをしてくれるのかを確認しておきましょう。
注意すべき外構工事業者の特徴
外構・エクステリア業者の中には、工事をお任せすべきでない会社もあります。
特徴をお伝えしますので、会社選びの参考にしてみてくださいね。
相場よりも明らかに価格が安い
相場よりも明らかに価格が安い業者は注意しましょう。
質の高くない建材や設備を使ったり、手抜き工事で工期を短縮したりと、何らかの方法で費用を下げている可能性があります。
複数の外構業者で見積もりを比較するときは、金額だけでなく使われている材料や量も細かくチェックすることが大切です。
一般的な内容の外構工事は、建物本体価格の10~15%程度と言われています。
相見積もりを取らない場合は価格が比較できませんので、こちらの目安を参考にしてみてくださいね。
明らかに安い場合は、見積もりを確認した上で、理由を外構業者に確認してみてもいいかもしれません。
現場を見ずに見積もりやプラン作成をする
前述した通り、現場を見ずに見積もりやプランを作成する業者にも注意しましょう。
確かに建物の敷地図を見れば、ブロックフェンスの長さや砕石・コンクリートの面積等は算出できてしまいます。
しかし、実際に現場を見てみないと細かな高低差や水ハケの状況などはわかりません。
道路からの見え方や車通りなどによっても、外構・エクステリア提案は大きく異なります。
事前にしっかりと現場を見て、要望をヒアリングした上で提案してくれる会社を選んでくださいね。
まとめ
外構・エクステリア工事は、専門業者やハウスメーカー、ホームセンターなど様々な種類の業者に依頼することができます。
事前の準備をしっかり行い、お住まいの敷地を使いやすく、そしておしゃれに仕上げてくれる外構・エクステリア業者を選びましょう。
今回ご紹介した内容が、業者選びの参考になれば幸いです。
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