外構をおしゃれにライトアップする5つのコツ|美しいライティング事例も紹介
外構をワンランク上のデザインに仕上げたいなら、ライトアップにこだわってみてはいかがでしょうか。
植栽や門柱などを照明で照らすことで、幻想的な雰囲気が生まれ、昼とは異なる外構デザインを楽しむことができます。
そこで今回は、外構のライトアップの目的やおしゃれにするコツ、ライティングにこだわった外構の事例を紹介します。
ライトアップにおすすめの箇所や照明器具なども解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
- ・外構をライトアップは、デザイン性・安全性・防犯性を高めるだけでなく、来客への配慮や使い勝手の向上にもつながります。
- ・門柱や植栽などの目立たせたい箇所、アプローチや駐車場などの安全性を確保したい箇所などに、ライティングを取り入れましょう。
- ・ライトアップは図面上では分からない、光や影の広がり方などにも意識を向けることが大切なため、施工実績の豊富な外構・エクステリア会社に依頼しましょう。
Contents
外構をライトアップする5つの目的とは
まずは、外構をライトアップする目的を理解しておきましょう。
①安全性の確保
駐車場や玄関アプローチをライトアップすることで、安全性を確保することができます。
真っ暗な外構では足元が見えにくいため、転倒する可能性があり大変危険です。
足元を優しく照らしてあげることで、夜でも安心して敷地内を歩くことができます。
②防犯性を高める
照明のない外構では、不審者が夜間に侵入していてもわかりにくいため、ターゲットにされやすいです。
建物をしっかりとライティングすることで、近隣の家から敷地内の様子がよく見えるため、防犯性が上がります。
外構がライトアップされていると、在宅している可能性があると思わせることもでき、不審者は警戒して狙いくくなります。
また、人目に付かない裏手側はセンサーライトなどを採用することで、侵入してきた不審者を焦らせることができるでしょう。
ライトがチカチカと点滅するフラッシュタイプなども効果的です。
③デザイン性を向上させる
どんなに素敵な外構であっても、夜間は真っ暗で何も見えなくては、魅力が半減してしまいますよね。
外構をおしゃれにライティングすることで、夜間のデザイン性が高まり、昼間とは違った表情を魅せることができます。
近年は、安全性・防犯性はもちろんのこと、おしゃれさを重視したライティングが人気です。
④来客への配慮
外構のライトアップは、来客への配慮の役割を果たします。
初めて家に来る方でも、駐車場やインターホンの位置が照らされていれば、スムーズに訪問できるからです。
外構が真っ暗だと駐車スペースがわからないだけでなく、表札も見えないため「このお宅で合っているのかな」と不安にさせてしまいます。
アプローチ以外のところを歩いて、靴などを汚してしまうかもしれません。
駐車場・インターホン・表札・アプローチなどを明るく照らして、来客が訪問しやすいような外構づくりをしてくださいね。
⑤夜も庭を使えるようにする
庭をライトアップすることで、夜間も外で過ごしやすい環境をつくることが可能です。
夜間に庭で食事をしたり、お家キャンプやBBQなどを楽しんだりするご家庭もありますよね。
夜は安全面の問題で公園へは行きにくくても、お庭が明るければご自宅でお子様やペットと遊ぶこともできます。
外構をライトアップすることで、夜間のおうち時間を楽しむ方法が増え、暮らしの幅が広がるでしょう。
おしゃれに外構をライトアップする5つのコツ
夜の外構をおしゃれにライトアップするために、意識したいポイントを紹介します。
①目立たせたい箇所を明確にする
外構のライティングは闇雲に全体を明るくしても、デザイン性は高まりません。
門柱や表札、シンボルツリーなど、目立たせたい箇所を明確にすることがポイントです。
アイキャッチポイントを明るく照らすことで、夜の外観デザインのアクセントになります。
②影の広がり方も想定する
照明計画を立てるときは、影の広がり方も想定することが大切です。
例えば、建物に向かって植栽をライトアップすることで、影が外壁に写って幻想的な雰囲気に。
壁に向けて光を当てれば、前に置かれた鉢植えが影のように浮かび上がります。
このように、光の当てる方向によってものの見え方は大きく変わるため、ぜひこだわってみてくださいね。
注意したいのが、駐車場のライティングと影の関係です。
車を駐車したときに照明が被ってしまうと、足元が上手く照らされないケースがあります。
駐車位置をしっかりと想定して、光が遮られないようにプランニングしましょう。
③建物との統一感を持たせる
外構のライティングは、あくまでも外観全体のデザイン性を高めるためのものです。
建物と外構の照明が同じ箇所を照らしている場合や、電球の色が異なると違和感が出るケースも。
新築の場合は、建物と同時並行で外構の打合せも進め、統一感を持たせることをおすすめします。
④室内からの見え方も意識する
夜間もカーテンやシャッターを閉めずに、お庭のライティングを楽しみたいなら、室内からの見え方も意識しましょう。
道路側からのライトアップばかり意識していると、室内から見たときに眩しかったり美しくなかったりする可能性も。
特に、建物とのつながりを感じやすいデッキやテラスのライティングは、意識してみてくださいね。
⑤照明器具が昼の外構を邪魔しないようにする
ライティングにこだわると、昼間に見たときに照明器具が外構デザインの邪魔をしてしまうケースもあります。
例えば、門柱灯の光の広がり方はきれいでも、照明デザイン自体が外構や建物にマッチしていない事例などです。
他にも、ポール照明の数が多すぎて悪目立ちしてしまうなどの失敗例も。
昼間の外構デザインも高められるように、照明器具の存在感を消せるような埋込型や地中付近に施工するタイプなどを、上手に活用することがポイントです。
ライトアップをおすすめする箇所
外構でライトアップをおすすめする箇所を紹介します。
表札・インターホン
夜間に来客する方にも分かりやすいように、表札やインターホン周りをライトアップすることをおすすめします。
地面からライトアップする方法や、門壁・門柱などに取り付ける専用の照明器具を採用する方法などが一般的です。
門壁・門柱にライトを取り付ける場合は、昼間のおしゃれさも考慮して照明本体のデザインを選びましょう。
アプローチ
道路から家までをつなぐアプローチもライトアップすることで、外観全体のデザイン性が高まります。
アプローチに沿って複数個の照明を等間隔で配置すると、玄関までの道筋が美しく照らし出されます。
また、アプローチのライティングは安全性を高める役割も。
特にアプローチ部分に段差や傾斜がある場合は、しっかりと足元を照らして注意を引き付けましょう。
▷関連コラム:【外構】おしゃれで使い勝手がよい玄関アプローチのつくり方
駐車場
駐車場もライティング計画を立てておきたい空間です。
車を停めるときに駐車スペースがわかること、そして乗り降りするときに足元がよく見えるようにライトアップしましょう。
また、お気に入りの愛車を美しく照らすことで、車もおしゃれな外構デザインの一部として取り込むことが可能です。
植栽
植栽をライトアップすることで、夜間も緑を感じられる外構になります。
地面にスポットライトを施工し、下から照らし出す方法が一般的です。
ライティングによって、昼とは異なるシンボルツリーの雰囲気を楽しむことができます。
デッキ・テラス
夜も庭で過ごしたいなら、デッキやテラスも明るく照らしましょう。
広範囲を明るくできるような照明や、ガーデンテーブル周りを照らせるライトがおすすめです。
また、ウッドデッキ自体に照明を埋め込めるタイプもあります。
デザイン性や使い勝手を考えながら、適した照明を選んでみてくださいね。
外構のライトアップで使われる照明の種類
外構のライトアップで使われている照明を知ることで、空間に適したライティング計画を立てることができます。
さまざまな照明が使われていますので、名前や特徴を覚えておきましょう。
スポットライト
植栽や目立たせたい箇所をポイント的にライトアップする照明です。
見えにくい場所の防犯対策にも活用できます。
地中埋込みライト(アッパーライト)
地中に埋め込むタイプの照明器具です。
照明本体の存在感を隠し、光によって外構デザインを高めることができます。
スタンド照明
シリンダーデザインの照明器具です。
壁面や植栽、デッキ上のライトアップなどにおすすめです。
ポール型ライト
ポール状になっていて高さのある照明器具です。
アプローチや門壁のライティングなどにおすすめです。
表札灯(ブラケットライト)
表札の上に取り付け、下方向の光で柔らかく照らす照明です。
一般的なブラケットライトは横・上方向に光が広がる照明器具もあります。
門柱灯
門柱の上に取り付ける照明器具です。
デザインバリエーションが多く、センサータイプなどもあります。
間接照明
階段下のくぼみなどにライン照明を取り付け、間接照明をつくり出す方法もあります。
柔らかな光が広がり、幻想的な印象を与えることが可能です。
美しいライティングを取り入れた外構事例
外構をライティングしたおしゃれな施工事例を紹介します。
①植栽と門柱を美しく見せるライティング
植栽と門柱を優しい光でライトアップした事例です。
門柱は下からの光に加え、表札自体がライトアップするデザインをご採用。
昼間のデザイン性も考慮した、スタイリッシュな表札灯です。
駐車スペースは全体が明るくなるようなライティングを。
優しい光が迎え入れてくれる、温かみのあるデザインの外構に仕上がりました。
②植栽を美しく魅せるライティング
光を当てるスポットを決め、陰影を美しく魅せたこだわりのライティングです。
植栽に光を当てて、外壁に影を映し出しています。
お庭のシンボルツリーは高い位置からのライトアップに。
空間全体が照らされ、夜でも過ごしやすいウッドデッキになりました。
③リゾートテイストを取り入れたライティング
中央の門柱をアイキャッチポイントとして、右下から照明を当てています。
実は、1番手前の門柱の裏手には、可愛らしい「アジアンリゾートテイスト」のスタンドライトを設置しています。
陰影が美しく、毎日の帰宅が楽しみになるようなオシャレなデザインです。
▷施工例:「リゾートアイテムとライティング」を詳しく見てみる
ライティングを活かした外構は実績豊富なエクステリア会社へ相談を
ここまでご説明したように、ライティングの外構は図面上では分からない、光や影の広がり方や昼間の見え方まで意識して計画する必要があります。
お住まいの外構計画によって適した照明器具や光の当て方は異なるため、経験が豊富なエクステリア会社へ相談することが望ましいです。
外構のライトアップを上手に活用し、夜のエクステリアの魅せ方にもこだわってみてくださいね。
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