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和のビフォーアフター
古民家を思わせる重厚な建物に合わせた、和のリガーデン。伸び放題で雑草と蚊に悩まされていた庭を再構築し、随所に見ごたえのある和風庭園を作り上げている。
【設計者より】
「雑草と蚊が少なく、和の雰囲気が楽しめるお庭にしたい」というご要望をいただき、伸び放題の植物と雑草が蔓延った広い敷地を再構築しました。
有望な樹木は残し、不要な植物は撤去。
石組みの土留めと仕立物を植えて立体感を演出しながら園路を設定。お庭を周遊できるようにして、景色の変化が楽しめるとともに、管理手間を軽減しました。
南側の主庭は砂を使って地面を被い、雑草対策を施しています。白系の砂は庭の景観のベースカラーとなり、樹木や芝の緑と対比美を生み出します。
建物周りにも目隠し・砂利敷き・景石・灯篭など、お庭を楽しめるよう工夫を施しました。
ビフォー&アフター
BEFORE AFTER
◼️主庭 奥側
伸び放題の植物と雑草のお庭を再構築。有望な樹木は残し、不要な植物は撤去。石組みの土留めと仕立物を植えて立体感の演出と園路設定。お庭を周遊できるようにして、景色の変化が楽しめるとともに、管理手間を軽減。庭の見付の石組み前には、御影石平板を敷き並べたテラス。重厚感のある灯篭を置いて雰囲気を演出。井筒と灯篭の素材を合わせて統一感。
◼️主庭 井戸周辺
庭の中央にあった大きな掘抜き井戸は、本格的な井筒に改修。御影石で組んだ井筒は重量感があり、お庭の印象を引き締める効果も。
柿の木は残して周辺を石庭に。
◼️敷地入口
伸び放題だった植木を適度に剪定。
主庭につながる園路は砂で固めてすっきりとした印象に。年代物の大谷石で両端を縁取ってアクセントに。
◼️建物 東側
伸び放題の雑草と蚊に悩まされていた部分。
板塀を立てて空間を仕切り、枯山水風の石庭に。織部灯篭と焼き物の塔、景石や数種類の砂利で空間を演出。
◼️建物 北側
雑草を取りきれず、土も湿りがちだった北側通路。
2種類の砂利と瓦を使って地面を被い、すっきりとした印象に。窓から見える場所に小さな灯篭と石臼をオブジェとして設置。
◼️ 井筒
庭の中央にあった大きな掘抜き井戸は、本格的な井筒に改修。
御影石で組んだ井筒は重量感があり、お庭の印象を引き締める効果も。
◼️ テラス
庭の見付の石組み前には、御影石平板を敷き並べたテラス。
重厚感のある灯篭を設えてテラスまわりの雰囲気を作り、主庭奥のアイストップ。
井筒と灯篭の素材は同じ物を使用して統一感を。
◼️ 石庭と石橋
元々植わっていた柿の木を中心に石庭を設定。
景石を連ねて砂利敷きで流れを演出、流れを渡る石橋を設置して立体感を。
石橋は主庭の園路の入口も兼任。
◼️ 和室周辺
和室南側には青々とした芝生の広場。
御影石ピンコロで曲線縁取りし、見付きには仕立物の植木と味わい深い石灯篭。
重厚感のある靴脱石を二つ設置してアクセントに。
和室東側は板塀を立てて空間を仕切り、枯山水風の石庭に。
織部灯篭と焼き物の塔、景石や数種類の砂利で空間を演出。
南側と東側で全く異なる世界を演出して対比。
◼️ 建物北側通路
雑草を取りきれず、土も湿りがちだった北側通路。
2種類の砂利と瓦を使って地面を被い、すっきりとした印象に。
窓から見える場所に小さな灯篭と石臼をオブジェとして設置。
◼️ 建物西側通路
建物北側と同様、2種類の砂利と瓦を使って地面をカバー。
勝手口につながる動線を敷石で舗装。
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