未熟な人でもすぐに
起業できてしまう業界
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5 knowledge points
大損しないための知識5選
きちんとした知識をつけて、大損しないための賢い選択をしましょう。
Point1
未熟な人でもすぐに企業できてしまう業界
エクステリア工事は「まったく未経験のあなたでも、今日から営業できる業種だ」という事をご存知でしょうか?
エクステリア(個人邸の外構工事)は高度経済成長期の住宅需要の高まり、ハウスメーカーの台頭に付随するカタチで形成されてきた経緯があり、現在でも行政が定める「建設業29業種」に分類されない「その他の工事」という扱いです。
建設業29業種
●土木工事業 ●建築工事業 ●大工工事業 ●左官工事業 ●とび・土工工事業 ●石工事業 ●屋根工事業 ●電気工事業 ●管工事業 ●タイル・れんが・ブロック工事業 ●鋼構造物工事業 ●鉄筋工事業 ●舗装工事業 ●しゅんせつ工事業 ●板金工事業 ●ガラス工事業 ●塗装工事業 ●防水工事業 ●内装仕上工事業 ●機械器具設置工事業 ●熱絶縁工事業 ●電気通信工事業 ●造園工事業 ●さく井工事業 ●建具工事業 ●水道設備工事業 ●消防設備工事業 ●清掃設備工事業 ●解体工事業
外構・エクステリア業は分類されていない!
そのため「建設業の中で最も参入障壁が低い仕事のひとつ」とされ、税込み500万円以下の工事であれば、「ずぶの素人状態」でも、今日から営業開始する事が実は可能なのです。
さすがにこの状態で始める人はいないでしょうが、「〇〇ガーデン」「△△エクステリア」といった看板を掲げ、一見立派そうに見えるホームページを公開しているエクステリア業者が「実は何の裏付けもない小規模事業者だった」という事がよくあります。
こういった業者は安易な大幅値引きに走りがちなため、
見積金額に釣られて契約してしまう方がおられますが
- 「施工性を無視した見栄え重視のデザイン」
- 「技術力・安全性・耐久性に乏しい施工能力」
- 「有事に対応するための組織力の欠如」
などに起因するトラブルが後を絶ちません。
こういったトラブルに遭わないようにするためには、「図面の見栄え」
「見積金額の安さ」に惑わされず、「業者の信用力」に目を向ける必要があります。
未熟なエクステリア業者の不適切な施工例
化粧ブロック[1]
- ●土留めに不適切な化粧ブロックを5段積み
- ●水抜き穴なし
- ●控え壁もないため土圧に負けて傾いている
化粧ブロック[2]
- ●土留めに不適切な化粧ブロックを6段積み
- ●水抜き穴なし
- ●ベース幅も完全に不十分
- ●土圧に耐えられないため埋戻しなし
隣地境界ブロックのベースコンクリート
- ●枠止めなし・厚みも不足
隣地境界ブロックのベースコンクリート
- ●厚み30mm程度しかない
- ◎10円玉の直径は23.5mm
玄関前 自然石乱張り
- ●玄関前の一番目立つ部分の自然石乱張りだが、整形不十分
- ●目地が荒く仕上りが悪い
後方支持型2台用カーポート
- ●風があおる不適切な場所に後方支持型2台用カーポートを設置、強風で屋根が外れている
物 置
- ●物置設置時にアンカー打ちなし
- ●風で倒れる
植 栽
- ●耐寒性の低いヤシを使用。冬の風にさらされ全て枯れている
Point2
必ず「建設業許可」のある業者に依頼する事
「業者の信用力」を判断する第一歩として、必ず業者の「建設業許可」の有無を確認しましょう。建設業許可は、建設業法によって「一定額以上の規模の工事を請負う建設会社すべて」が取得を義務づけられているものですが、取得には以下の5つの要件すべてを満たす必要があります。
<建設業許可取得の5つの要件(一般建設業の場合)>
- ①経営業務の管理責任者がいること
(5年以上の建設業経営経験) - ②専任技術者を営業所ごとに置いていること
(専門学科卒から3~5年の実務経験 or 学歴不問で10年以上の実務経験 or 法定資格免許保有) - ③請負契約に関して誠実性を有していること
(詐欺・脅迫・横領・請負契約違反などをしていない) - ④財産的基礎または金銭的信用を有していること
(500万円以上の資金力 or 5年以上の建設業営業実績) - ⑤欠格要件等に該当しないこと
(破産者・認知能力の欠如・5年以内の建設業法違反・禁錮以上の刑罰対象者・暴力団関係者などではない)
「建設業許可の有無を確認する事が、業者の信用力を判断する第一歩」という理由、ご理解いただけるかと思います。つくばガーデンでは、1988年の取得から現在まで、35年以上にわたり建設業許可を維持しつづけています。
Point3
営業担当はエクステリア工事をよく知らない
長年エクステリア工事を手掛け、多くのハウスメーカーと仕事をしてきた経験から断言しますが、ハウスメーカーの営業担当者でエクステリア工事の「いろは」が分かっている人は全体の1割もいません。ほとんどの営業担当者は「売上目標達成」と「部署内での自分の面目を保つ事」に精いっぱいでエクステリアを学ぶどころではなく、数年以内に離職してしまうケースも多々あります。
そのため「施主様の資金繰り」「エクステリアをふくめた住空間全体の安全性・利便性」にまで気が回らず、いざエクステリア工事の段階になって「エクステリア工事の予算が残っていない!」「ものすごく使いづらい場所に建築してしまった!」といったご相談を多くいただきます。
未熟なハウスメーカー担当者による不適切な案内事例
CASE
1
限界まで建築に予算集約、外構無視の資金計画
Aさんは営業担当まかせで資金計画を組み、自己資金と住宅ローンで建築費用4000万円で契約。建築引渡し近くになってつくばガーデンの提案を受けたが、エクステリア工事の予算は100万円しか残されていなかった。新築のエクステリア一式工事は建築工事の10%程度が相場とされており、Aさんの要望を叶えるエクステリア工事のためには400万円が必要だったことが発覚。後から住宅ローンの増額はできず、別途リフォームローンを組む事になってしまい、資金計画が大幅に狂った状態で新生活をスタートせざるをえなくなってしまった。
CASE
2
駐車場スペース無視の建築計画
Bさんは大手ハウスメーカーが区画分譲する建築条件付き土地で新居を構える事とし、営業担当の勧めに従って建物配置・間取りを決め新築工事を契約。次はエクステリアと思いつくばガーデンに相談すると、まともに車を停められない建物配置だった事が発覚。営業担当からは「車はナナメに停めておけば大丈夫ですよねー」と言われていた。つくばガーデンに「悪い事は言わないから、建物を南に50cmずらしなさい」と言われ、慌てて建物配置を変更。建築着工前だったので何とか動かす事ができ、無事2台の駐車場スペースを確保できた。
CASE
3
道路との高低差・雨仕舞無視の建築計画
Cさんは相続した土地に新築するため、高級ハウスメーカーと契約。建物引渡しを迎えたが、前面道路に対して設定レベルが著しく低かったため、雨が降る度に基礎周りが水たまりになり床下浸水のような状態に。湿気がたまってまともに生活できないようになってしまった。つくばガーデンに相談した所、「排水計画の見直し」「暗渠の設定」「透水性のある舗装材」などの提案を受けて契約。無事に生活ができるようになった。
CASE
4
駐車場土間コン勾配無視の浄化槽計画
10年特例を利用して調整区域に建築したDさんは、下水道接続がなかったため建物と一緒に浄化槽の設置をハウスメーカーに依頼した。浄化槽は車の動線上だったため、つくばガーデンの提案を受け、土間コンクリートの仕上がり高さを事前に営業担当に伝えたが、完全に無視した高さで浄化槽を設置されてしまった。抗議したが対応が酷かったため、つくばガーデン側で車の動線・仕上がり高さを調整。生活上の支障を最小限に留めることができた。
つくばガーデンでは、建築前のご相談も承っております。
建物引渡し後に後悔しないためにも、建築着工前に一度相談会にお越しください。
Point4
安易な値引きは耐久性・安全性が犠牲になる
「少しでも安くやってくれる業者を見つけたい」という気持ちはよく分かりますが、「その大幅値引きは品質を犠牲にしたものかもしれない」という事を意識するようにしましょう。
例えばiPhoneであれば、どこで安く買ったとしても同じ型式であれば品質・性能は変わりません。しかしこれから作り上げるエクステリア工事の場合は、品質が大きく違ったものになるのは必然です。建設工事においては、施主様は表面の仕上がりを重視し、業者は中身の品質・強度を重視します。仕上がりの見た目は変えずに、手抜き工事をして見積金額を安くするのは、実に簡単な事です。実際につくばガーデンが目撃した、業者の手抜き工事の事例をあげてみます。
手抜き工事の例
土間コンクリートの厚みを10cm→8cmに変更
材料2割削減
土間コンクリート下地砕石。これから土間コン打設だが厚みが8cmしかない。
ブロック積みの鉄筋を入れない
材料&手間大幅削減
目隠しフェンスと上段ブロック倒壊。鉄筋なし。
隣地境界ブロック積みのベースコンクリを簡略化
材料&手間を半分に
隣地境界ブロックのベースコンクリート。枠止めなし・厚みが25mmしかない。
擁壁に注入する生コンをモルタルに変更
生コン費用が半分に
土留め用型枠ブロック12段積み。水抜き穴なし。本来コンクリートを充填しなければならない所をモルタル充填。
これらは全て中身の簡略化で、仕上がった後の見た目はまったく変わりません。当然耐久性や安全性が犠牲になっている訳ですが、運良く破損しなければ発覚しませんし、後年何らかの負荷で破損してしまっても完全に後の祭りになってしまいます。さらにはこういった手抜き工事を故意に行うだけでなく、教育&経験不足からまったくの無自覚に行っている業者を散見するのも非常に困った問題です。
手抜き工事・手抜き業者を見極めるのは、個人の施主様にとって非常に困難な事ですから、多少金額が高くなっても「信用力のある業者」に依頼する事を強くおすすめします。
Point5
工事発注は買い物とは違う「施主の仕事」を認識
例えば「建売物件」を購入するのであれば、住宅もエクステリアも実物を見て判断し、買う/買わないを判断できます。施主様の仕事は「物件を選び、代金を支払い、所定の手続きをする」だけです。しかし工事は「今ここに存在しない、これから作り上げるもの」を注文するものなので、「代金を払えば業者がすべて自分の気に入るようにやってくれる」という訳にはいきません。施主様にしか分からない事、施主様にしかできない事がたくさんあります。具体的には以下のような事が「施主の仕事」になります。
施主の仕事
「やってほしい事」
「やってほしくない事」を
明確に業者に伝える事
既存物の廃棄・解体撤去するものしないもの・消毒&除草剤の可否など
確定している日付の連絡
建物引渡日・入居日・他の業者が出入りする日・来客日など
近隣住民への挨拶、
境界の確認、ブロック塀など
権利関係の確認
近隣トラブルの防止のため。図面や書類に記載がない取り決めがある場合も
工事の進捗確認、現場職人
との細部のすり合わせ
現場状況にあわせた微調整・細かい部分のおさまりの確認など
植栽・芝生の管理
毎日の水やり・施肥・剪定など。植栽後は施主様の管理に
遅滞のない代金の支払い
支払いタイミングで残高不足にならないよう注意
業者・現場職人・近隣住民と適切なコミュニケーションを取るようにすれば、工事トラブルの大半は回避できます。完工後、長くそこに住まうのは施主様ご自身です。快適な生活を送るためにも、他人任せにせず積極的に「施主の仕事」を果たすようにしましょう。
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