砂利・自然石を使ったおしゃれな外構デザイン|ロックガーデン・石庭の施工事例も
外構をおしゃれにしたいなら、石や砂利を上手に取り入れたデザインを採用してはいかがでしょうか。
石や砂利はバリエーションが豊富で、同じ石でも様々な表情を楽しめるため、オリジナリティのある外構にしたい方にもぴったりです。
そこで今回は、砂利・自然石を使ったおしゃれなロックガーデンや石庭の施工事例をご紹介します。
砂利や石の外構を採用する際のポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
コラムのポイント
・敷地に砂利を敷いたり、石を積んだり張ったりすることで、おしゃれな外構デザインに仕上げることができます。
・砂利や石の選定・施工には高い技術が求められるため、実績があるエクステリア専門業者を選ぶことが大切です。
・石や砂利を使ったおしゃれな外構にしたいなら、ロックガーデンの施工実績が豊富な「つくばガーデン」へご相談ください。
石・砂利を使った外構の種類
石や砂利を使った外構には様々な種類があります。
それぞれのデザイン性や特徴を確認しましょう。
砂利敷き
砂利を地面に敷いて、庭を仕上げる方法です。
コンクリート敷きと比べて、柔らかくナチュラルな雰囲気に仕上がりになります。
砂利は、丸みを帯びた形状の2㎜以上の小石と砂が混ざったものです。
岩石が砕けて川や海を流れることで自然と角が削れてできたものが砂利であり、人工的に岩石を砕いた砕石とは異なります。
砕石の方が安価ですが、砂利は形状や色味がきれいなものが多いため、おしゃれな庭にしたい方にはおすすめです。
敷石
敷石とは、表面が平らな石板を地面に敷くことです。
石を敷くことで外構デザインのアクセントになりますし、雨の日に地面がぬかるんでいても、敷石があれば歩きやすくなります。
アプローチや建物裏手側の小道などに使われるケースが多いです。
石張り
石張りとは、薄くスライスした石を地面や壁にレイアウトし、モルタルなどで固めた外構のことです。
石を割った際の自然体な形を活かした乱形石と、石を割ってから加工した整形石があります。
上の画像のような乱形石は、形状の違いもデザインの一部として楽しむことができる点が魅力です。
よりオリジナル性の高い外構にでき、エレガントや高級感のある雰囲気の外構に仕上がります。
一方、整形石は形に統一感があるため、スタイリッシュな印象を出すことができます。
こちらの事例のように限られた範囲に施工する場合は、整形石の方が見栄えするケースが多いです。
整形石は、モダンテイストの外構デザインなどにもおすすめします。
石積み
石積みとは、急な勾配で石を積み重ねて構造物をつくることです。
石積みをして土留めの壁にしたり、上の事例のような花壇をつくったりできます。
どのような石を組み合わせていくのか、モルタルを使用するかなどによって強度が変わるため、施工力が求められる手法です。
詳しくはこちらのコラムをご覧ください。
▷施工事例:【外構】石積みでおしゃれな庭に|施工事例10選と注意点を解説
石組み
石組みとは、複数の石や岩を組み合わせて構成・配置する外構手法の1つです。
日本では古来から天然の石に神が宿るとされ、加工しない自然体な石を組み合わせる外構が多く取り入れられてきました。
なにげなく石が置かれているような庭でも、日本庭園の観点から見ると明確な意味を持って構成されています。
石柱を立てる(オブジェ・門柱)
柱状の自然石を外構に取り入れる方法もあります。
上の画像は、石柱をつかって和モダンな門柱を造作した事例です。
加工しやすい石なら、表札やインターホンなどを施工することができます。
こちらの事例は、複数の石柱を並べて外構のアイキャッチポイントをつくりました。
石柱と植栽の緑の対比が美しく、ナチュラルガーデンにもマッチします。
おしゃれなロックガーデンの外構事例
自然石や砂利を取り入れた、おしゃれなロックガーデンの外構事例をご紹介します。
【アプローチ】石張りと石組みのアメリカンテイストの外構
アメリカンテイストな建物に、自然石を使った外構を組み合わせた事例です。
アプローチは建物の外観色に合わせて、赤・茶・オレンジ系など数種類の石を乱張りしました。
道路側から見た外構デザインです。
石積みとレンガ、植栽によって構成しました。
自然石は様々な素材や色味との相性が良いため、どんなデザインテイストでも取り入れやすいです。
【アプローチ】砂岩を使ったアプローチ
アプローチに乱形石を取り入れた、ナチュラルテイストの外構事例です。
砂が固まって岩石になった「砂岩」を使い、マットな風合いと落ち着いた色味がおしゃれなアプローチに仕上げました。
アプローチ全体に統一感を持たせるために、砂岩の周りは砂利ではなく粒の小さな「砂」で固めています。
【アプローチ】自然石でつくったステップ
自然石を多く取り入れたロックガーデン風の外構事例です。
高低差のある敷地のため、石でステップをつくりました。
踏み板は白系の平板石、蹴上は茶・オレンジ系のピンコロ石を使うことで、色や形の対比を楽しめます。
ステップ周りも自然石を積み上げ、植栽や枕木と馴染むようなデザインにしました。
「なるべく人工的な素材は使わずに、ナチュラルな空間づくりを」という要望を叶えた、ロックガーデン風の外構デザインです。
【造作壁】石張りと石積みでつくった白黒の壁
2種類の造作壁をアイキャッチポイントにした、和モダンの外構事例です。
手前側は、表面が平らに加工された自然石を使った白の造作壁です。
1種類の石しか使っていませんが、乱形石ならではの形状の違いが絵になります。
こちらは、石積みで形成した黒の造作壁です。
全体的なデザインはもちろんのこと、造作壁の上のラインがそろうように、石の選定や配置にこだわり抜いています。
周囲にも同色・形状の石を配置し、白の造作壁とは異なる世界観をつくり上げました。
【門柱】ふくろうが可愛らしい石の造作門柱
自然石だけでつくり上げた造作門柱がある外構です。
2色の御影石を組み合わせて高級感のある門柱に仕上げました。
行政により自然素材の使用が推奨されている地区でしたので、アプローチ周りにも石柱を取り入れています。
石柱の洗練されたデザインに、花木を組み合わせて彩りを加えました。
庭木が成長することで目隠しにもなるように設計しています。
【門柱】石柱と木柱の対比が楽しめる外構
外構全体に石を取り入れた和モダンの外構です。
花壇回りや土留め、門柱やアプローチなど、あらゆる場所に様々な種類の石を採用しました。
デザインの特徴は2つの造作門柱です。
左側は御影石による造作門柱、右側は木柱と岩を割ったような形状の構造物を採用しました。
木と石による素材の対比や、石の活かし方の違いを楽しむことができます。
【テラス】石張りでつくり上げたくつろぎスペース
広々としたテラスを石張りで仕上げた事例です。
建物と外構の統一感を意識して、外壁と同色の黄色やオレンジの石を選んでいます。
テラス周りには、ステップによる高さの違いを活かした「石積みの花壇」もつくりました。
【砂利敷き・井筒・灯篭】趣のある和庭
和庭に様々な種類の石を取り入れた事例です。
庭木の周りには、石組みによって土留めをつくり、立体感のあるデザインに仕上げています。
御影石の敷石でつくったテラスや、重厚感のある灯篭もポイントです。
庭の目立つ位置にあった井戸は、立派な井筒にリフォームしました。
御影石で仕上げた井筒は、お庭のアクセントになるような重厚感のあるデザインです。
【砂利敷き】白い砂利をアクセントに
部分的に砂利を使い、アプローチのアクセントにした事例です。
リゾートテイストの外構に合うように、白砂利を選んでいます。
砂利の上には照明付きのオブジェを置き、夜には幻想的な雰囲気を演出できるようにしました。
オブジェを砂利の上に置くことで、タイルとは異なる光の反射を楽しむことができます。
砂利の外構をおしゃれにするポイント
砂利の外構を採用する際に、注意すべきポイントをご紹介します。
カラー・デザイン・機能性にこだわる
砂利を施工する場合は、カラー・デザイン・機能性などにこだわることがポイントです。
白・ベージュ・黒・グレーなど様々なカラーバリエーションの中から、建物のテイストに合った砂利を選びましょう。
細かな砂利なら繊細さや上品さ、大きめな砂利なら存在感を出せるなど、大きさによっても与える印象は異なります。
また、踏むと「ジャリジャリ」と大きな音がする防犯砂利などもありますので、家の防犯性を強化したい場合は検討してみてくださいね。
雑草対策も忘れずに
土の上に砂利を敷いても、生命力のある雑草は隙間から生えてきてしまいます。
そのため、砂利を敷くときは次のような対策を行いましょう。
・砂利の下に防草シートを敷く
・砂利を厚めに敷く
・雑草が生えるのを抑制する防草砂利を選ぶ
防草シートを敷いたり、砂利に5㎝程度の厚みを持たせたりすることで、雑草を生えにくくすることが可能です。
デザインバリエーションは少ないですが、雑草が生えにくい特殊な砂利もあります。
「向き・不向き」の空間を理解する
砂利には向き・不向きの空間があることを理解し、適切な施工範囲を決めることが大切です。
【砂利が向いている空間】
・人があまり歩かない広範囲な地面
・建物の側面や裏手側など
・コンクリート敷きや敷石などの周り
広範囲に施工する場合は、コンクリート敷きよりも安価な砂利はおすすめです。
【砂利が不向きな空間】
・アプローチなどの人が頻繁に歩く場所
・駐車場や駐輪場
砂利は丸みを帯びていて踏み固めにくいため、歩きにくいです。
駐車スペースにすると、車を動かすときに飛び散ってボディを傷つけたり、タイヤが乗った部分が凹んだりする可能性もあります。
砂利をアプローチや駐車スペースに取り入れたいなら、コンクリートや敷石などの周りに施工したり、角があって踏み固めやすい砕石を選んだりする方法がおすすめです。
落葉樹周りの砂利敷きはお手入れが大変
庭木の周りをおしゃれな砂利で仕上げようと検討する方もいますよね。
デザイン的にはオシャレですが、落ち葉の片付けが大変になる可能性があります。
枯れ葉をホウキで掃こうとすると、一緒に砂利までかき集めてしまうからです。
冬場に葉を落とす落葉樹の庭木を採用したい場合は、周辺の仕上げ方に注意しましょう。
石の外構は施工技術が仕上がりに大きく影響する
石を使った外構で1番大切なことは、どのエクステリア業者に工事を依頼するかです。
なぜなら、石は自然素材なので仕入れ先によって質が異なり、割り付けにもデザイン力が求められるからです。
さらに、会社の施工力によっても仕上がりに大きく差が付きます。
こちらは、とあるエクステリア業者の不適切な施工例です。
整形が不十分で目地も荒いため、見栄えのしない石張りになってしまいました。
適切に施工すれば、石張りは高級感のあるおしゃれな仕上がりになります。
石を使った外構をおしゃれに仕上げたいなら、実績が多いエクステリア専門業者に依頼し、質の高い施工をしてもらうことが大切です。
つくばガーデンは、お庭の専門店として培った技術とノウハウを活かした外構・エクステリアをご提案する、エクステリアの専門業者です。
石を使った外構の提案や施工を得意としており、お客様のイメージに合わせたデザインをご提案できます。
イオンモールつくば内に展示場がございますので、ぜひお気軽にお立ち寄り、ご相談ください。
〒305-0071 茨城県つくば市稲岡66-1 イオンモールつくばH区画
まとめ
石や砂利を使った外構は、上品で高級感のあるデザインに仕上げることができます。
また、和風・洋風・モダンなど、テイストに関わらず取り入れやすい素材な点も魅力です。
石の選定や割り付け、施工には技術が必要なため、実績が多い外構業者に依頼してみてくださいね。